FAXでの送信をお願いしていた感想が、先生方からほぼ届きました。
複数の方から頂いた感想には、
「子どもをどう理解して、どう指導に結びつけるかの流れがとてもよくわかった」
というものがありました。
子どもをどう理解し、どう支援に結びつけるかは、ケースレポート検討の根幹をなすもので、これがわかりやすかったと感想を頂いたならば、研修は大成功だったと言えます。
特別支援教育士のマニュアルにもあるように、まさに「アセスメントと指導」なのです。
アセスメントが支配につながるという主張をたまに目にしますが、それは担当者次第ですね。
アセスメント自体の問題ではない。
むしろ、子どもをよく理解しないで、思いつきで指導されれば、子ども達には、たまったものではありません。
余計な労力とお金を本人や家族に強いるだけです。
アセスメントが支援のためにあるのは、当たり前の「言外」のことです。
担当者の興味、好奇心や、口うるさい介入のためにするのではありません。
アセスメントによって、子どもや家族にやってはいけないこと、やってみた方がよいことが明らかになります。
そして気をつけなければならないことは、名前のある先生が言っているから正しいのだとか、名前のある先生と連携しているから、という論調。
名前の有無ではなくて、担当者自身が「実際に」子どもとどう向き合っているのか、そのことが一番大事です。
正しいと言われていることも、将来は変わるかもしれない。
確かにその通りです。そしてそれを主張し、新たな提案をする側にも、その法則は例外なく当てはまるということが抜け落ちてはならないでしょう。
だからこそ臨床家は、「その時点で」もっとも信頼性の高いベーシックな考え方、方法を採用しなければならないのです。
そして、本を読んだり文章を書くのも大事だけど、子どもの日常や親御さんと直接向き合うことがおろそかになっていないか、自己検証していきたいと思います。
評論家は学校現場には要らないのです。
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