30近くのメニューの中から選択しての講座が、大学主催で開かれました。
たくさんの親子が訪れ、こういう時には、必ず通級児童と出会ったりします。
科学離れと言われるけど、結構な数の参加者でした。
地域に大学がある強みです。子育て環境としては恵まれていますね。
うちは、第2希望の「鉄板に黄銅メッキ」するという実験講座が当たりました。
鉄板を紙やすりで磨いた後、超音波の水につけて鉄粉を取り除きます。
そのあと銅メッキをします。90秒。(上の写真)
酸化亜鉛(Zno)+水酸化ナトリウム(NaOH)溶液(ph~10程度)を使用して電流を流します。5秒。
熱すると、黄銅になります。
黄銅メッキは5円玉と同じです。
できあがり。首飾りです。
私、化学は苦手だけど、好きなのです。
高校の化学はつまらなかった。
大学の一般教養でとてもおもしろいと感じました。
どうしてそうなるのだろうと考えるのが好きです。
でも化学記号は覚えられないし、計算も苦手です。
そういう子ども達って、少なくないのでは、と思います。
知識はネットですぐ手に入るし、忘れても調べられるし、
スーパーのレジではおつりが自動的に出てくる。
正確に計算できることも大事だけど、だいたいのことがわかる、
課題をとらえて解決方法を考えて実行し、振り返る力が一番大事だと
いつも思うのですが。
本来、自立活動でそうしたことを身につけさせるのが通級の役目だと思うけど、
二次的な塾化しているのが現状。
週1回のお勉強をしたところでねえ。
通常学級では問題がないから、個別指導は必要ない、という話を聞きますが、
一対一のコミュニケーションの土台ができていかないと、いつか土台から崩れてしまいます。
特にまじめで目立たない子の方が、心は渇いていると感じることがあります。
無理をしているのですね。
だから家では暴れてしまう。
子どもの全体を理解した対応を。
苦手なことをつっつくよりも、得意分野が興味を持って伸ばせれられる教育を。
いつも思うのですが、学力テストのマスコミ報道って、どうしてできないことばかり伝えるのでしょうか。
知能検査を覚え立ての支援者が、数値の低いところばかり指摘しているのと同じに見えてきます。
講座の講師は、いかにも「理系」という感じの方でしたが、とても生き生きとしておられて、
教え方もとてもわかりやすく明るいのです。
得意分野が生きる仕事に就けている幸せ感を分けて頂いた気持ちです。
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