忍者ブログ
某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
ブログ内検索
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
[01/11 board]
[11/21 西村徹]
[02/23 留萌小学校ことばの教室]
[05/10 プー子]
[01/11 にくきゅう]
[11/25 なっか]
[10/26 さつき]
[10/12 赤根 修]
[08/21 赤根 修]
[05/28 miki]
[05/28 miki]
[05/13 赤根 修]
[05/06 赤根 修]
[04/15 miki]
[04/15 赤根 修]
[03/12 かわ]
[03/09 赤根 修]
[03/03 KY@札幌]
[03/01 赤根 修]
[02/28 hakarino]
[02/23 kさん]
[02/23 miki]
[02/12 suge]
[01/15 suge]
[01/15 miki]
バーコード
アクセス解析
[147]  [146]  [145]  [144]  [142]  [141]  [139]  [136]  [133]  [132]  [131

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

もう少しゆっくりでもいいのでは

今日は休日。
久しぶりに身体のメンテナンスを受けてきました。

数年ぶりに訪れたその場所では、先生が私の顔も見るなり、
「初めての人じゃないですよね」と。
私を覚えていてくれたのでした。

しかし、寝ている私の頭の方に座った先生は、ぼそっと一言。

「白髪増えましたね!」

がーん。
くやしいけどその通り。
年を取ったなあ。

「先生も、○○○ですね」、などとは言わなかったですが。(^.^;


久しぶりに会ったといえば、もうかなり前に通っていたお子さんの
お母さんに、最近何人も、立て続けに、偶然街で会いました。

偶然がよく重なるので、
私は何か振り返ることを運命は求めているのかな、
とさえ感じました。

「お久しぶりですね」
「お元気ですか」
「お子さんどうですか」

内容は書けませんが、それぞれの展開を見せているようです。

でも思ったことは、
当時のお子さんの姿は、当時の周辺の状況との関係性を
前提としているのだなあと。

時間がたち、子ども本人の成長による変化も当然ありますが、
生活の枠組み、前提自体が変わり、
関係の中で子どもも変わる部分がある。

周囲の本人への評価の観点も変わっていくでしょう。

当時できなかったことは、今となってはそれほどの
問題ではない、ということも多い。

逆もありますが、前者の方が多いかも。

そこで改めて思ったことをいくつか。

1 指導者は、その時だけを見ていてはいけない。
 10年後、20年後の姿を思いながら。

2 できないことをつっつくよりも、できることを伸ばした方が
 予後は、できないことをできることでカバーできるんだな。

3 そんなに焦らないで、もっとゆっくり考えてもいい。


最近、特別支援教育について、
集団への帰属に重きをおく文脈が
強まってきている感じがするのは、私だけでしょうか。

「もっとがんばれ、もっとがんばれ」

「さもないと、世の中についていけないよ」、と。

一面それは事実だし、世の中の流れを無視して教育はなり立たない。

ただ私は思うのです。

特別支援教育にしろ何にしろ、
すばらしい技術や理念、言い回しがあったとしても、
それを
「本人がどう感じるのか」
の視点が一番大事なのではないか、と。

訓練のための訓練。

それもいいのかもしれないけど、
その子のQOL(生活の質)を高めるために教育はある、
平たく言うと、
「本人がそれによって楽しいと感じるのかどうか」
なのではないかと。

「楽しい」、だけでなく
「感動した」とか、
「うれしい」とか、
「役に立った」とか。


確かに、本人がいやがっても、やらせなければならないことはあります。

ただ、将来身につけさせるべきかどうかという視点は、
単にお勉強の成績とか行動だけではなくて、
「楽しい日々の積み重ねによる、心の将来への投資」
という視点も大事なのでしょう。

将来の幸せが人生の一部なら、
「今」の幸せも人生の一部なのですから。

LDの心理的疑似体験プログラム。

確かに広く普及しましたが、
自戒を込めて言うなら、
「のど元すぎれば」なんとやら。

定期的に体験し直すのもいいかもしれないですね。

本人がどれだけ苦しんでいるのかを、「内側から」理解する。

この原点にもう一度立ち返る必要があるのでは。

最近、そんなことを感じるのです。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


PR

Comment
構音の指導研修DVDについて
昨日、こちらのブログを見つけて、あわてて注文させて頂きました。
リンク先の申し込みのページの申し込みメールから申し込みをさせて頂いたのですが、届いていますでしょうか?
よろしくお願いします。
構音の指導研修DVDについて
あささん、メールは届いていますよ。
ただ、お届け先住所が郵便番号だけしか書かれていませんでしたので、住所の詳細をメールで教えて頂ければと思います。
もしかして郵便番号でわかる住所の記載だけで届くのかもしれませんが、その確認のメールを私から返信しているのですが、届いていますか?(^^;....
生き易さ
やはり、自閉症児にとって生き易さが最大のポイントでしょう。それを実現する為にはゆっくりと成長に合せた療育が必要です。
生き易さ・・・ 誰にとっても
生きやすさ そうですね。

運動会でピストルの音に慣れる訓練もいいですが、社会に出てピストルの音を聞かなければならない機会なんて何回あるのか。
などなど、本人の側から見た療育という視点が大事なのかと。
うっかりしていてすみません
こちらで確認させて頂いて、良かったです。
返信メールをいただいたとのことですが、こちらでは見あたらないのですが・・・
改めて、申し込みのページより、申し込みさせて頂きますので、よろしくお願いします。
住所わかりました
今日発送しますね。
梱包は済んでいて、あとは住所を書き込むだけでしたので。
無題
お世話になりました。
到着、楽しみにしております。
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
非公開コメント

忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***