県によっては「内地留学制度」があります。
一年間大学で言語を学んだ先生が、通級担当になる、
というのが正式なルートになっているそうです。
また、教員採用段階で、
通級担当は通常学級の先生とは別枠で採用しているところもある、
と聞いています。
実は私の地域でもかつて、
そうした制度は正式にはないものの、
事実上、東京などで一年研修を受けた先生が
ことばの教室担当になるように、
人事上の配慮がなされていました。
しかし、正式な制度は依然として、
通級担当と通常学級、特別支援学級担当は全て
同じ人事枠で採用されています。
いろいろ議論はあるでしょうが、
子どもにとってはもちろん、
先生にとっても、
担当に就く前に
知識を授けられる機会があることが
助けになるのでは。
現状では、すぐに制度化は無理でしょうから、
せめて、担当になってからの専門研修は必須です。
「ことばの先生はよく外に出る」
と言われがちですが、
校内で言語教育の相談に乗ることができる先生が
いないからなのです。
特に一人教室や、経験の浅い先生ばかりの教室では。
私は微力ですが、研修、養成制度を作るための
支援をしたいと思っています。
退職するまでには、
そうしたしくみを作ることに
貢献できればなあと。
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