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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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WISC-4の聴覚的ワーキングメモリと構音指導との関係

[WISC-4] ブログ村キーワード

 聴覚的ワーキングメモリが低く、非語の逆唱や、語内位置弁別、削除課題(「りんとご」から「と」を取ったら何?」、付加課題(「り」と「ご」の間に「ん」を入れたら?)などが苦手なお子さんへの構音指導についてです。


たとえば、「ス」の構音指導で、単音節の復唱は獲得したものの、「スア」「スオ」など非語(無意味音節)の練習になった途端、困難な場合があります。
非語や有意味語の逆唱、語内位置弁別(「ス」が単語のどの位置にあるかを特定する)が苦手で、WISC-4でも聴覚的ワーキングメモリが非常に低い場合、私は単音節の獲得を当面の目標にすることがあります。
そして、「ス」の次に、同じ摩擦音系の「シ」、または、同じ構音位置の「ズ」の単音節獲得を目指したりします。
聴覚的ワーキングメモリが育つまで、発語器官の運動記憶を用いて、汎化の基礎を築くわけです。

聴覚的ワーキングメモリがある程度育ってきて、非語の復唱が難なくできると判断した段階で、その段階の練習を開始します。
もっとも、子どもの状態像は刻々変化していきますから、一度決めたらずっとその通りでなく、ときおり、2モーラの復唱ができるようになったか、確認しながら行っていきます。


子どもにとって負担が少なく、もっとも効率的で早く獲得できるように、指導者はいつも工夫し、経験の長い人に相談しながら進めなければなりません。


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