最近、色々な場面で、色々なことでご相談頂く機会が増えています。
今週は特に、廊下を三歩歩けばご相談という感じで、目的の場所に到着したら日が暮れていました。
指導の子が休んだこともありますが。
文書など作る暇はありません。
それはある意味、本当の意味での実践的な時間の使い方だとも言えます。
以前の記事にも書きましたが、私は相談頂いた内容についてすぐに解決策を示すことはしません。
「たとえばこんな方法もあるよ」
は、今の私にはできません。
ご相談頂いた内容について、詳しく伺うことがまず大事だと思っています。
「○○を解決するには、どんな方法がありますか?」
と問われるとき、「○○」の中身がまず問題ですね。
いつ、だれが、どこで、どのように、どうした、それまでの経緯は、周りの響き合いは、などを具体的に伺うこと。
質問させて頂くことで、その質問自体が、相談者に新たな視点を提供し、自己解決への道がつながることが少なくないこと。
解決策は、相談者自身がもっている、
あるいは「問題」とされていること自体の中に内包されている、と思うのです。
相談者に手を合わせる、とはそういう意味なのだと思います。
だいぶ前、「○○の解決策を教えて下さい」と言われて、事例の子の様子を詳しくうかがおうとしたら、「そんな詳しいことはわかりません。しらなくても、一般的にやる方法というのはあるでしょう!」と怒られてしまいました。
「勉強不足でわかりません。ごめんなさい」と当時は謝りましたが、今考えると、答えられなかったのは至極当然だったと思えます。
本に書いてあることをそのまま伝えても、相談の事例の子にはフィットしないわけです。
そのときの思いつきを話すことで、子ども達にとって誤った、負担の強い指導を強いられる結果に結びつくなら、しない方が良いのです。
ゴールは子どもが救われることなのですから。
相談者の自己満足のために相談をしているのではないのです。
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