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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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解決方法をすぐに提示しない

最近、色々な場面で、色々なことでご相談頂く機会が増えています。
今週は特に、廊下を三歩歩けばご相談という感じで、目的の場所に到着したら日が暮れていました。
指導の子が休んだこともありますが。
文書など作る暇はありません。
それはある意味、本当の意味での実践的な時間の使い方だとも言えます。

以前の記事にも書きましたが、私は相談頂いた内容についてすぐに解決策を示すことはしません。

「たとえばこんな方法もあるよ」
は、今の私にはできません。

ご相談頂いた内容について、詳しく伺うことがまず大事だと思っています。

「○○を解決するには、どんな方法がありますか?」

と問われるとき、「○○」の中身がまず問題ですね。

いつ、だれが、どこで、どのように、どうした、それまでの経緯は、周りの響き合いは、などを具体的に伺うこと。

質問させて頂くことで、その質問自体が、相談者に新たな視点を提供し、自己解決への道がつながることが少なくないこと。

解決策は、相談者自身がもっている、
あるいは「問題」とされていること自体の中に内包されている、と思うのです。

相談者に手を合わせる、とはそういう意味なのだと思います。

だいぶ前、「○○の解決策を教えて下さい」と言われて、事例の子の様子を詳しくうかがおうとしたら、「そんな詳しいことはわかりません。しらなくても、一般的にやる方法というのはあるでしょう!」と怒られてしまいました。

「勉強不足でわかりません。ごめんなさい」と当時は謝りましたが、今考えると、答えられなかったのは至極当然だったと思えます。

本に書いてあることをそのまま伝えても、相談の事例の子にはフィットしないわけです。

そのときの思いつきを話すことで、子ども達にとって誤った、負担の強い指導を強いられる結果に結びつくなら、しない方が良いのです。

ゴールは子どもが救われることなのですから。
相談者の自己満足のために相談をしているのではないのです。



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