特に単語レベル以上の文字が読めるには、
語い、言語概念の土台が一つとして必要です。
一文字一文字と音韻とのマッチングには、
語いが関係しないような気もしますが、
「たいこのた」など単語と結びつけて覚える場合も多いので、
やはり語いは関連してくるでしょう。
漢字は表意文字なので、漢字の成り立ちから教える場合もありますが、
かならずしも成り立ちだけではわかりにくい場合もあり、
その文字、語の意味するところを写真や図で示すこともあります。
漢字の読みのパワーポイント教材に、
google画像検索した図を貼り付けて、
意味理解しやすいようにしたところ、
読みの定着度が明らかに向上した事例があります。
(もちろん、定着度を見るときには画像のヒントはカットして、
漢字だけを示して評価しています)
目で見せた方が意味をイメージしやすいお子さんには、
特に効果が高いですし、それほど認知特性に偏りがなくても
やはり有効です。
国語の教科書の文意がわかりづらいというお子さんにも、
通級で単語の意味を画像で示すことで、理解の補助となり、
また通常学級に戻っていけるようにする、ということも
心がけています。
通級での自立活動のねらいと兼ねられる場合には。
指導室にネットがつながるということは、
とてもありがたいことです。
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