ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
■メールはこちら
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
NHKの「今日の健康」では最近、ヨーガについての番組を放送しました。http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2012/08/0823.html
ヨーガは緊張と弛緩といった筋緊張のコントロール、腹式呼吸の習得、肩こり腰痛の予防、心理的な安定、バランス感覚などに効果を発揮します。
下校後はゲームばかりして運動不足に陥っていたり、睡眠時間が短い、朝食をとらないなどで、体調不良の状態で来室するお子さんが少なくありません。中には、入眠困難や早期覚醒、中途覚醒など睡眠障害の状態の子もいます。
基本的には家庭生活の改善が必要なのですが、ヨーガを行うことで姿勢がよくなり、着座姿勢に落ち着きが出る子がいます。
また短期的には、表情が穏やかになり、吃音の症状が軽減する例も見られます。
親子でヨーガを行うことで、親御さんの血色がよくなってきた事例もありました。
体は心に影響し、心は体に影響します。肩こり、腰痛など、子どもでもストレスを抱えている現代社会です。
ただ、小学生にとって、ヨーガはあまりおもしろくない指導内容である場合があります。
キャッチボールや、ドッチボールなどの日常的な遊びの方が魅力的です。
しかし、それらの遊びだけでは、普段伸ばさない筋肉を伸ばすことができません。
そこでヨーガの実施前と実施後とで、体の感覚に変化がないか、本人に尋ねたり、姿勢の変化をほめてあげたりしています。
お口だけを見るのでなく、読み書きのノートだけを見るのでもなく、身体全体を見ていくことの大切さを思います。