実習生に私の聴力を測ってもらいました。
結果としては、いつもと同じでした。
だから自分で測っても、他人が測っても同じなのかなあと。
でも、同じ30dBでも、聴覚補充現象が加わると、
きこえの困り感が増大します。
同じ30dBでも、最近聞こえが悪くなったように感じています。
聴覚補充現象がきつくなっているので。
また、今日も会議がありましたが、ある人と話しているときに、
隣で別の人が会話している音声が耳に入ってくると、
もう今話している人の声が聞き取れなくなります。
音を全部拾ってしまい、必要な音だけを選び取るのが困難になるのです。
指向性のないマイクのようなものです。
また、「今のことばが聞こえない」とわかっていても、
いちいち聞き返すのが面倒になったり、聞き返したらわるいかなと思ったり、
聞き返すほど重要な内容なのか判断に迷っているうちに、
聞き返すこと自体がおっくうになったりします。
すると、会話がずれ始めたりします。
たぶん、話し手はそのとき、私の反応が薄かったりするので、
「まずいことを言ってしまったのか。間違ったことをいってしまったのか」
と思っているのではないか、と思ってしまいます。
気疲れします。
本当、困ったものです。
集団の中にいるのがつらくなってきます。
私の見た目は普通なので、時折聴力障害があることを忘れられていることがあります。
日によって調子が変わるので、ますますわかりにくい障害ではあります。
「私は聴力障害者です」というネームプレートみたいなものを首からぶら下げて
歩こうか、と半分本気で思ったりします。
ことばの理解に遅れがあって、会話がままならないお子さんの中には、
会話の自信のなさから、反抗的なきつい態度を見せることがあり、
その背景にはこうした心情があるのだろうな、と、疑似体験、というか本体験をしている気持ちです。
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