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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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おとなの発達障害 4

・アスペルガー症候群では、言語的で明示的な「心の理論」は通過するけれども、15ヶ月の幼児が通過するような、他者の信念に基づいた自発的な行動予測が全く行われない。
 

→(感想)「心の理論」を未だに自閉症か否かの判断材料に使っている向きがありますが、あれは言語で説明し、明示的ですから、解ける子は解けてしまいます。でも、本当の困り感は日常にごくありふれている、他者の行動の非明示的な意図の読み取りであって、誤解したり、被害者のように感じてしまうところにあります。
 「読み取り」というより、他者の行動の経緯や背景の情報、経験などを併行的、総合的に動員してそこから推理するという過程が難しいのだと思います。
だから、その方にとって明示的な説明が必要ですが、逆説的な関わりや、行動のムラの多さに現れたりする二次的な困難がある場合、メンタル面をいかに支えるかも課題と思います。周囲の人も含めて。



・発達の凹凸があると、精神的変調が難治となる理由は、
(1)社会的ストレスへの脆弱性→できて当たり前のことができない、できている(わかっている)ふりをしなければならない、聞くと怒られるから聞くに聞けない、など、「ふつう」を常に演じ続けなければならないこと。

(2)心的外傷記憶の現在への侵入

→(感想)障害の有無にかかわらず、こうした状況に陥ることは、多くの人が体験することでしょうけれども、それがとても多くてつらい方がいらっしゃるのも事実と感じています。ありのままのあなたと私でOK、という世の中をどう作っていくか。やっぱり教育、療育ですね。

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