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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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DSMの功罪

DSMの新しいバージョンが、しかるべき決議機関で承認されたようです。

一番大きいのは、アスペルガー症候群や広汎性発達障害等を包摂して、自閉症スペクトラム障害に一本化したことでしょう。

youtube上では、DSMについてのネガティブキャンペーンが展開されているようですが、そもそも発達障害の定義は「操作的定義」なわけです。
血液検査とかで明確な数値として出るわけではなく、状態像から診断するわけです。

そのことから、科学的根拠に乏しいとか、製薬会社の利益のために作られているのだとか、言われたりしますが。

でも、身近な事例でも、明らかに薬の効果と認められる場合も私は見てきています。

単に落ち着くということだけでなく、認知機能全体が向上し、学習面や、言語理解、表現、運動にも効果を感じることがあります。もちろん、それまではあらゆる教育的配慮を行ってみて、そのあとに、という前提ですが。
そして薬で調子がよくなれば、教育的配慮にも効果が出やすくなります。

もちろん、効かない例も見てきていますし、環境との相互作用という因子を含めて、薬の効果を見なければなりません。

薬についてもかなりのネガティブキャンペーンが出ていますが、ケースバイケースで考えるべきではないかなと。

近眼の子にめがねを与えるように、脳を自分の意思でコントロールできないならば、それを補うことはあり得るのでは。

何でも薬というのもどうかと思いますが、いたずらに否定したり、無条件に肯定したりするものではないでしょう。

診断も、支援のために必要だからつけるのであって、ラベリングのためではないことは確認しておきたいです。

主義主張でなく、現実的に、子どもを中心に、考えていきたいものです。


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