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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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【研修レポート】日本LD学会 第20回大会 その6 「医学に関する最新情報」

 



会場の屋上から見た東京スカイツリー(たぶん)
近くまで観光に行く時間はありませんでした。残念。 


***


「医学に関する最新情報」
     和歌山大学 小野 次朗氏

 「精神障害者福祉手帳」は従来、躁うつ病などの精神疾患のある方に交付されていましたが、法改正により、LD,ADHD、自閉症など発達障害にも交付されるようになったこと。交付を受けると、高校以降、就職時にメリットとなる、という説明がありました。

 また、ADHDの治療薬である「ストラテラ」は、24時間効果が持続することや、セロトニンではなく、ドーパミンの再取り込みを阻害すること、そのため薬物への依存性がないことなどを説明。攻撃性が強い場合はコンサータという従来の薬を検討するとのことでした。ストラテラの副作用としては、頭痛(21%)、食欲減退(15.5%)などがあるとのことでした。
 アメリカ精神医学会が発行し、世界中の医師が障害診断のために使う「DSM」は、2013年に「DSM-Ⅴ」に改訂される予定です。

 改訂版では、従来「アスペルガー障害」、「広汎性発達障害」、「自閉症」などと分かれていた障害種別が「自閉症スペクトラム障害」” Autism  Spectrum  Disorder”に一本化されるなどの説明がありました。

 また、従来、たとえばアスペルガー障害と診断された場合は、落ち着きがなくてもADHDを併記することはできませんでしたが、今度からはできることになりそうです。

 超低出生体重児は、発達障害を有する場合が少なくないことは、かつての研究でも示唆されていましたが、改めて指摘がありました。生育歴をたどることは重要であるとのことでした。

 さらに、発達障害と虐待との関係について説明があり、「発達障害があると育てにくさがあるために、虐待に至る危険がある。逆に虐待があると、発達が遅れることがある。発達障害と虐待とが悪循環に陥る」と指摘されました。

既に知っている情報ではありましたが、改めて整理ができ、またこの講師の先生のパフォーマンスがとてもおもしろかったです。

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