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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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【研修レポート】日本LD学会 第20回大会 その5 「成人した発達障害の現状」

●大会企画シンポジウム「成人した発達障害の現状 ~生きる力をはぐくむ就労支援と継続 ~ディスレキシアの場合~

 

 LDの当事者団体のご本人6名がフル出場する発表会でした。

 日本では読み書きができないと挫折感を味わうが、アメリカやイギリスに留学すると、長所を生かす教育が徹底しているため、自己肯定感が向上し、才能を伸ばすことができたという本人の話が紹介されました。

 指定討論者の梅永雄二先生は、「某チェーン店では、LDのある店員には、読み書きの必要のない仕事を与え、ADHDのある店員には小刻みに休憩できるように配置するなど、個に応じた配慮をしました。その結果業績が伸び、他の店舗も次々と追随するようになりました。」

とおっしゃっていました。励みになります。

また「発達障害に特化した自動車教習所もあります。指導者がいればできるのです。就労支援では、わかってくれる指導者の配置をお願いするなどしています」

という話から、できることを一つ一つやっていくしかない、という姿勢に感銘を受けました。

「文字が読めなくても、仕事と直結しなくてもいいから、何か好きな趣味を小さいときから持つことが大切です。つまらない仕事でも、好きな物を手に入れるために働けます。働くとはそういうことです」

この言葉も、とにかく勉強させて有名企業に、と走りがちな関係者に、本当に向かうべき路線を示された思いでした。


 「挫折を克服できたきっかけは?」という当事者への質問に対しては、「同じことで悩む仲間を見つけること」、「逃げて落ち着ける場を作ること」などと答えていたのが印象的でした。



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