群指数のひとつ、「注意記憶」は、「算数」と「数唱」が下位検査です。
ところが「算数」は、「注意記憶」の指標としては使えない、ということになりました。
計算能力など、様々な能力が関わるからです。
WISC-4では、「算数」は補助検査に格下げされています。
よって、「注意記憶」が高いとか低いとか判断する場合に、「算数」と「数唱」との差がどれくらいあるのかに注意しなければなりません。
また、一昔前、「注意記憶」をADHDの指標にしようとしていた向きがありました。
しかし、「注意記憶」とADHDとの間には、何ら関連性がないことがわかっています。
さらに言えば、「注意記憶」と日本語訳されているのは、「被転導性からの解放」がより近い訳です。「被転導性からの解放」は今や、その概念自体が支持されなくなっています。
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