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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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言語聴覚士国家試験1 

私は言語聴覚士の資格を第4回国家試験で取りました。
あれから6年、久しぶりに試験問題を見ました。

「たんぽぽ」のHPから国家試験のページ。
http://park18.wakwak.com/~tanpopo/mezase/st/10kai-mondai.html

2ちゃんねるの「第10回言語聴覚士国家試験」
http://school7.2ch.net/test/read.cgi/doctor/1203166531/


当時必死で覚えた知識もほとんど忘れてしまい、今受けたら
受からないだろうな・・・。

午後の専門科目では、小児の問題がたくさん出ているので
ありがたいなあと思います。
学校教育の問題も含まれています。
医療現場のSTさんが、少しでも学校教育のことを知っていて
欲しいと願っているのは、問題作成者も同様なのでしょう。

これからシリーズで(できるかな?)、特に小児に関わる問題を
見てみます。


問題143 発語のない3歳のダウン症児の指導で適切でないのはどれか。

1.身振りによる表現を促しコミュニケーションを楽しませる。

2.理解語彙を増やす。

3.構音点や構音方法を教える。

4.発声に意味づけをし、適切な表現を聞かせる。

5.言語面だけでなく遊びや生活習慣・社会性など全体発達を促す。

(私見)
ことばがないからと、お口に注目したい気持ちはわかるのですが・・・。
3歳児に構音点位置づけ法は難しすぎるし、しかも構音障害ではなくて、
発語がないわけですから・・・。
こういう問題が出るということは、実際にそうした指導事例が出かねないという
状況を反映しているのでしょう・・・。
正解は3でしょう。



問題146 教育との連携で言語聴覚士の対応として適切なのはどれか。

a.個別指導計画作成のために言語・コミュニケーション能力を評価する。

b.個別指導計画の作成・実施の援助をする。

c.個別指導計画の親への説明は教師に任せる。

d.学校からの求めに応じ保護者の同意なく検査結果を報告する。

e.日常の授業を参観し集団の中での子どもの状態を把握する。

1.a、b、c    2.a、b、e    3.a、d、e    4.b、c、d    5.c、d、e

(私見)
STが学校の個別の指導計画の知識を持つことを求められた、というのはありがたい話です。
c は、STからも説明が欲しい部分がありますね。
d は、個人情報保護法から照らして、通常は問題ですね。
例外もありえますが。
正解は、2だと思います。



問題147 言語発達障害児の保護者支援について適切でないのはどれか。

1.情報提供とピアカウンセリングの機会として保護者教室を開催する。

2.発達レベルに応じて保育所・障害児施設などへの参加を勧める。

3.発達レベルや障害像を説明する。

4.全体的な発達を促す働きかけを助言する。

5.障害児の育児を最優先するよう助言する。

(私見)
「もっと育児をがんばりなさい」とやってしまうのは・・・。
育てにくさのあるお子さんに疲れ切っておられる親御さんにどう対峙するか。
できないことを指導するのでなく、今できていることを認めたり、
子育ての悩みを共有し、解決策を一緒に考えることが大切では。
正解は、5だと思います。

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