ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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問題159 日本語の音韻発達で最も遅い時期に習得されるのはどれか。
1./p/
2./d/
3./r/
4./m/
5./y/
(私見)
構音の発達のおおよその順序は大事です。
パ行はもっとも早い時期に習得します。
最も遅いのは、サ行、ラ行ですから、3が正解です。
問題156 /s/が/t/に置換する5歳児に対して必要でないのはどれか。
1.発声発語器官機能検査
2.バウムテスト
3.聴力検査
4.WPPSI
5.ITPA
(私見)
バウムテストは、心理投影法ですから、構音指導には直接関係がありません。
少し古い本では、LDの認知特性のアセスメントの中にバウムテストが入っていたり、
新しい本でも、LD,ADHD、高機能自閉症を「心の病気と症状」に分類している文献もあります。
まだまだ混乱がありますね。
正解は2です。
問題140 小児の言語訓練で適切でないのはどれか。
1.課題を理解し反応しやすいように提示する。
2.検査で達成できなかった項目から訓練する。
3.興味を示す活動を手がかりに訓練語彙や表現を選ぶ。
4.発達レベルと生活年齢を考慮して訓練計画をたてる。
5.問題の改善につながるような内容を選ぶ。
(私見)
検査でできなかった内容をやるというのは、実は最も効果がないですね。
検査の成績を上げるために指導があるのではなく、検査結果から示唆される
学習や生活の困難の要因、また得意なことを見つけ、得意分野を生かして指導する、
というのが基本と思います。
正解は2です。
問題139 LD(学習障害)の検査で適切でないのはどれか。
1.RAN(Rapid Automatized Naming)
2.視覚的記銘
3.音韻意識
4.CARS(The Childhood Autism Rating Scale)
5.聴覚的記銘
(私見)
CARSというのは、LDではなく自閉症についてなので、誤りだとわかります。
正解は4だと思います。
問題137 高機能自閉症の行動特徴はどれか。
a.相手の話を聞かずに自分からよくしゃべる。
b.漢字や計算は得意だが読解は苦手である。
c.隠喩を理解する。
d.ルールのある遊びに適切に参加する。
e.友達が規則を破るとすぐに指摘する。
1.a、b、c 2.a、b、e 3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e
(私見)
高機能自閉症と言っても、子どもによって状態像が違うので、いちがいに○×はつけがたいですが。
教科書的な知識は持っていないよりは、持っていた方がいいのでしょう。
一般的には、d は誤りでしょう。したがって、選択肢の3,4,5は消えます。
また、cも一般的には難しいので、正解は2だと思います。
問題135 4歳で3語発話が可能な子供に適切でない検査はどれか。
1.フロスティッグ視知覚発達検査(DTVP)
2.WISC-Ⅲ知能診断検査
3.絵画語い発達検査(PVT)
4.K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー
5.田中ビネー式知能検査
(私見)
各検査の適応年齢を問う問題ですね。
WISCは5才からなので、正解は2ですね。
就学前にWISCをとったというケースは見たことがありません。
第10回問題134 言語機能の評価を含まないのはどれか。
1.KIDS乳幼児発達スケール
2.遠城寺式乳幼児分析的発達検査法
3.日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査
4.新版K式発達検査
5.グッドイナフ人物画知能検査(DAM)
(私見)5でしょう。
問題133 正しい組合せはどれか。
a.LCスケール 言語・コミュニケーション発達スケール
b.JMAP 日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査
c.STRAW 小学生の読み書きスクリーニング検査
d.PRS 自閉性判断のための調査票
e.MMPI 心の理論課題検査
1.a、b、c 2.a、b、e 3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e
dのPRSは、LDの調査票ですね。最近はPRSよりLDIを使いますが。
eのMMPIは、「ミネソタ多面的性格検査(多面的人格目録)」で、心の理論とは違います。
正解は1。
問題67 幼児の遊びについて誤っているのはどれか。
a.保育や教育の場では遊べない子供のことが心配されている。
b.ごっこ遊びには生活の流れについてのスクリプト的知識が必要である。
c.いざこざは遊びの楽しさを壊すので大人はすぐに介入した方がよい。
d.遊びを通して認知発達を促すことを認知行動療法と呼ぶ。
e.ある物を別の物に見立てるには象徴機能の発達が必要である。
1.a、b 2.a、e 3.b、c 4.c、d 5.d、e
(私見)
c 子どものいざこざにすぐ介入してばかりだと、せっかくそこから学ぶことを
もぎとってしまいます。
d 認知行動療法ではなく、遊戯療法ですね。
正解は4だと思います。
問題136 1才半の子どもの発達スクリーニング項目で適切なのはどれか。
a.なぐり書きをする。
b.絵本を見て3つのものの名前を言う。
c.困難なことに出会うと助けを求める。
d.簡単な命令を実行する。
e.「大きい・小さい」がわかる。
1.a、b、c 2.a、b、e 3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e
(私見)
大きい、小さい、がわかるのは、3歳前ぐらい。
なぐり書きは1歳ぐらい。
正解は4。