「首が痛い」という主訴に対して、
A治療院=ひたすら、首のマッサージ
B治療院=どんな主訴でも、型どおりのマッサージ
C治療院=身体全体をアセスメントし、首のこりが腰から来ていると判断。腰のゆがみの矯正から始める。
D治療院=アセスメントの結果、重要な病気の疑い。後日精密検査で手術が必要と判明。
「事例検討」がA治療院のようになっていないか。
患者が満足しているのだから、A治療院でもいいのでは、という考え方もあるかもしれませんが。
患者の命に関わることです。患者の満足は、支援者の自己満足に過ぎません。
子どものアセスメント情報もなく、教材紹介すればいいという考え方は、こうした結果を招きがちなのです。
○ワーキングメモリが弱いから、ワーキングメモリを鍛える指導
→でも、その前に、子どもの心理、生活はどうなっていますか?
一日中家族でけんかで、抑鬱的になっているなら、能力は落ちて当たり前。
「楽しさ、安心感」の保障が、まず何よりもすべきこと。
○ラ行があまいから、ラ行の指導
→でもその前に、「私は愛されている。受け入れられている」があるのか。
赤ちゃん返りの一つの表れが「ラ行」の甘さにつながっていないか。
「人工的に作られた楽しさ」と、その背後にある「孤独感」を読み取れているか。
ずっと前から、ラ行が甘かったのか、言えた時期もあったのか。
家族内力動はどうなっているのか・・・。
発語器官に問題はなく、書字にも問題はない、発音の誤りはいつもではない・・・。
のか、どうなのか。
「どうやってしどうするの?」の前に、「どうしてそうなっているの?」の検討する力を育てるのが、経験の長い先生の仕事であり、新しい先生への研修プログラムは、それこそが重要なのです。
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