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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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言語発達遅滞2



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前回のクイズ1は、「言語発達遅滞」というよりは、情緒障害(場面緘黙)です。
家庭の会話の様子が詳細に述べられていること、学力が高いことなどから、言語発達遅滞と判断する根拠が、この時点では発見できません。
むしろ、情緒に課題があることがわかります。

こうした子に、「話せないから」と言って、文法の学習をしたり、「語彙を増やす指導」をしても、時間の無駄です。
ましてや、「家では話せるのだから、学校でも話せるように練習しよう」などと、発話や音読を強制するのは有害ですらあります。

時間が無駄かどうか、有害かどうかは、子どもについての様々な情報収集の結果、初めて判断できることです。

「どうやって指導したらいいですか?」
の答えは、その子自身の実態の中にあるのです。

***

さて、クイズ2です。この子は「言語発達遅滞」と判断できるでしょうか。

障害の判断は、子どもにラベリングするためではなく、「支援のおおまかな方向性」を検討するために行うものです。

その判断を誤ると、その後の支援も誤ることになります。


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Comment
No Title
僕も長年にわたり様々な障害児と言われる子供達に接してきました。
今はディスレクシアと思われる子供と、高機能の子供に接しています。
言葉の問題は本当に難しいですね。
行動分析学的指導はどの子に対する指導でも指導指針としています。
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