地域で検査がかけられる人材を、継続的に保とうとする動きがあるそうですが。
以下の理由で、難しい、かつ望ましくない動きと思われます。
1 特別支援学級や通級指導教室の担当教員の人事が保障されていない。
→毎年のように担当が替わる。
2 検査倫理の観点から、一定の研修を受けた人材でなければならない。
(ちょっと数時間研修すればできるようになるわけではない)
大学院卒レベルの心理学などの知識が必要。
3 検査至上主義に陥り、子どもの背景情報の収集がおろそかになる。
4 新しい検査に更新する予算的裏付けがない(うん十年前の古い検査しかない)
子ども理解の上で、まずは検査、ということはあり得ません。
様々な背景情報を知ることがまず第一です。
子どもを理解する力がついて、初めて検査を検討した方がいいでしょう。
検査を学ぶより、子ども理解の見立て方を学ぶことの方が第一に重要だと思います。
検査は専門家に任せて、むしろその検査結果を背景情報と照らし合わせて、どう理解するかに、力点を置いた方がいいのでは。
「検査ができるのは、身だしなみ」という方がいますが。
身だしなみという外見ではなくて、骨となり肉となる中身が重要です。
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