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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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学校教育にこそ、療育、保育の視点が必要である

今日お会いした先生とも話しましたが。
保育、幼稚園教育、療育では、その子の発達に合わせた支援という視点があるのに、どうして学校に上がった途端に。と思うわけです。

学校は学習指導要領によって、指導内容が決められています。
保育の目標よりも、はるかに具体的で、達成できる、できないが明確になりやすい。

確かに学習指導要領には、
***
(7) 障害のある児童などについては,特別支援学校等の助言又は援助を活用しつつ,例えば指導についての計画又は家庭や医療,福祉等の業務を行う関係機関と連携した支援のための計画を個別に作成することなどにより,個々の児童の障害の状態等に応じた指導内容や指導方法の工夫を計画的,組織的に行うこと。特に,特別支援学級又は通級による指導については,教師間の連携に努め,効果的な指導を行うこと。
***

と書いてあるので、障害のある児童に合わせた指導内容を組み立てられるわけですが、一方では、学力を身につけさせなければ、と子どもの実態以上に負荷をかけざるを得ないというプレッシャーもあるわけです。

どこまでが障害でどこからが。どこまでが無理で、どこから許されるのか、といったことも。
障害があるから、と安易にレッテルばりするわけにもいかないし。
「特に,特別支援学級又は通級による指導については,」と書いてしまっているので、通常学級での特別支援教育という色が薄まっているように思うのは私だけでしょうか。

通常学級の先生方の本音が、このあたりにあるように感じています。

下手をすると、通級や特別支援学級の場までもが、通常学級の学習の到達目標に達しなければと、子どもの実態以上に負担をかけている例もあるのでは。
前提がそもそも、おかしいなあと。

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Comment
No Title
先日は書き込みに対し、丁寧にお答えいただきありがとうございました。返信はこうして遅くなっておりますが、とても嬉しく、また励みにもなって今に至っております。また、研修資料の件も了解いたしました。
指導計画書作成・送付からもうすぐひと月。目の前の子どもが教科書、とおっしゃっていらしたように、発見や気づきの日々です。呪文のようだった構音指導の資料から、担当の子が浮かんできたり、使えそうな手立てが見えてきたり、手応えのようなものを感じるとそれは喜んでいます。でも見落としていた…と感じることも多く、保育園送迎による時間制約もあるので、自分の技術向上との間にジレンマを抱えております。
今回のこの記事、特に最後の段落のところに考えさせられました。特別支援教育ってなんなのでしょうか。私は通級担当として、目指すところは具体的になにか。できるってなにか。スッと答えは出ず、いい視点をいただきました。
Re:No Title
保育園送迎の時間制約のある中で、がんばっておられる姿が目に浮かぶようです。
見落としていた、と感じること。
これは経験の長い先生でも多くあります。
そして、そのことに気づけるというのは、それだけ先生も力をつけておられるということではないでしょうか。

常に子ども、事実に対して謙虚でありたいですね。

fumさんのコメントは、私にとっても大きな励みです。
【 管理人ya 2013/07/04 22:50】
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