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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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一つの方法、一つの根拠で語れるほど、事態は単純ではない

「廊下は歩こう」という大きな張り紙が貼ってあります。
「走るな」ではなく「歩こう」と肯定的な書き方がよいとされたからだと思いますが。
未だに、あの貼り紙を見て、走るのを止めた子どもに出会ったことがありません。
そもそも、衝動性が高い子は、その文字を見ないし、学習効果で見慣れてしまえば、そもそも頭に入ってきません。

「わかりやすくすれば、その子はできる」

一面においては事実ですし、課題をルーチン化することで、こなせる子どもがいることも事実。
先の見通し、下見をすることで、不安が軽減する子もいるでしょう。

しかしながら、「わかりやすく」だけで語ってしまうリスクも、一方においては存在しています。

いくら「わかりやすく」しても、子どもにその動機付けがなければ、効果には結びつかないでしょう。

大人でも、やりたくもない物を絵カードで指示されて、やる気になるでしょうか?

絵カードなり、棚で課題を示すけれども、どれをどの順番で行うかは、子どもと相談しながら、私は進めています。

その時に、明らかに、「先の見通し」がとれない不安が原因で課題を拒否する場合は、実際にやって見せた上で、改めて諾否を尋ねます。
それでも拒否ならば、私は無理をしません。


子どもの反応を一つだけ取り上げて、子ども全体を評価することの危険性にも、注意する必要があります。
ある現象だけを見て、この子は「○○」と決めつけてしまう。
その結果、解決の手立ても単純化してしまい、子どもにヒットしない結果に結びつきます。

子どもの行動は、ダイナミズムの現れであり、流動的であり、氷山の一角に過ぎません。


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