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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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「読み聞かせ」ではなく「読みあい」

「子どもと言えば、青い空が似合う」と考えがちです。

しかし、子どもにとっての空は、
いつもこの瞬間も変わっていて、
高さはいつも新しい。
子どもは、世界との折れ合いの付け方を
日々調整して生きているのですね。

「この絵本はこんな本だから、この読み方がふさわしい」
と外側から決められることではなく、
あなたと私の中でこの瞬間にどんなものが誕生するか、
どんな世界が見えるのかを感じながら作り合っていきたい。

それが「読み聞かせ」ではなく、「読み合い」

という主旨のご講演でした。

私は感動とともに、「これだ」と思いました。


国語の教科書に出てくる物語文を読解する力は、確かに大切です。
しかし、それだけでは何か違う、と私はずっと思っていました。
今回の講演で、その違和感の正体をついにつかんだ、という感じです。


先生が絵本を読まれると、同じ本でもまったく違う本のように
おもしろく感じるのが、魔法にさえ感じました。

先生は会話でも、相手の反応をよく見ておられるのを感じました。
その場、その瞬間に感じ取れるものを大切にされているのだなと。

***********

私を励ましてくださったのは、同じ職種の方々もそうですが、
実は親御さんもでした。
がんばってよかったと思いました。

親の会をもう何十年も支えてくださった方々が、
引退を公式に表明され、これからの親の会の方向性も話題になりました。

今後は、ことばの親の会だけで続けるのは、
時代の流れからみて難しい。

他の親の会等の団体と連携を深めることが必要だと指摘がありました。
きっとそうだろうなと、私も思いました。

******************************

専門家だからとか、親だからとか、先生だから、とか、
確かに立場もあるし、考え方の違いもあるけれど、
その地下茎で確かにつながっているものがある。
何か引き合うものがある。
何か懐かしいものがある。
それらが立場の違いを超えて存在していることが感じられたとき、
私の心の傷は癒えていたのでした。

先生である前に、親である前に、専門家である前に、
この世で出会うことができた「人間同士」なんだなと。


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