文部科学省HPによると、
「平成21年度通級による指導実施状況調査結果」が
まとまったようです。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1294040.htm
通級の利用はさらに増えていますね。
特に中学生の増加数は過去最大とのこと。
こちらの地方でも、中学生の通級指導の保障ということが、
親の会を中心に切実な声になっていますが、全国的にも同じなのでしょう。
自校通級が4割、他校が6割弱、巡回指導がわずか数パーセントというのは変わらず。
障害種別では、言語障害がもっとも多く、
LDや肢体不自由は自校通級が多い、
という点でも今までと変わりません。
アメリカでもかつては言語障害の通級が多かったですが、
今はLDが一番多かったのではなかったでしょうか。
日本もいずれはそうなるかもしれません。
新しい考え方が広がるのは、時代の必然ですが、
従来の言語障害の指導のニーズのある子への、指導の場と人が
ないがしろにされるということは、あってはならないと思っています。
スペシャルニーズ教育は、従来の障害を含めて、ですから。
一方、言語障害の指導では、週1~3回がフィットしますが、
LDの指導はそういうわけにはいきません。
LDの指導がわが国で急テンポに進まないのは、
週時数の問題、それの前提となる教員配置の問題、
専門性の問題があるのだと思います。
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