カタカナは、ひらがなに比べて習得のハードルが高いことが、
いろいろな論文で示されています。
その原因のひとつには、カタカナは、文字の形が似ているのが
多いということがあるのでは、と思います。
文字を見せて、読みなさい、という前に、
似た形を見分ける力はどうなのかをアセスメントすることも
ひとつ大事でしょう。
フロスティッグ視知覚発達検査もそのひとつですが、
直接カタカナを使って、アセスメント、練習してもいいのでは、
と考えたのが、この教材です。
カタカナ自体をフロスティッグ風に並べました。
それぞれ、「ちがうのはどれ?」です。
無味乾燥な教材なので、子どもの実態に応じて、
1ページごとにシールを貼るなどの工夫が必要です。
適用例
・交わった線、斜め線、曲線等の認知はある程度でき、
視覚的細部への注意があと一歩の場合。
・カタカナの読み書きはおおむねできるが、
似た形の文字をよく読み誤る、書き誤る場合。
非適用例
・○、△、□などの簡単な図形の見分けが困難だったり、
交わった線、斜め線、曲線等の認知が困難な場合。
→もうすこしレベルを下げて、スモールステップ、
あるいは感覚統合的な評価と指導を。
・この教材を見た瞬間、いやな顔をした場合。(^^;....
注意
・この教材だけでカタカナの読み書きが完成するわけではありません。
このほか、音韻分析能力や、文字と音との対応、
場合によっては視機能などの感覚統合なども
評価と指導が必要です。
読み書きの力の中で、視覚的な異同弁別の力を育てるのが目的です。
wordファイルです。165Kb。全12ページ。
今回からパスワードをかけています。
ダウンロードしただけでは開けません。
パスワードを知りたい方は、メールください。
ただし、何かの教材と物々交換が条件です。
ない場合は、写真やアイデアの説明だけでも可です。
どんなにつたない内容でも結構です。
相互扶助の精神でいきましょう。
ダウンロード(doc)
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