ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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NHK 大人の発達障害 シリーズの録画をやっと見終わりました。
悩んでいる当事者へ、別の当事者がコメントしています。
そのコメントは、とても説得力があります。
そして、その内容は、他の人にも参考になることだと思いました。
1
自分が発達障害者であるという境遇をどう受け入れたか
→「周りの人と同じになりたいと思うことは、
逆に自分を追い詰めることになる。
みんなと同じになろうとするのでなく、
自分の個性を大切にして、世の中で活躍できることを見つけること。」
全くその通りですね。
そして支援者である側も、子ども達を周りの子と同じくできるように
しようとしてはいないでしょうか?
それは、本当に支援になるのか?
と我が身を振り返りたくなりました。
また、テンプル・グランディンは、
「自分の役割を見つけてかわった。仕事に打ち込むことで乗り越えた」
とおっしゃっています。
特別支援教育に関する民間を含めた活動に熱心な関係者の中には、
こうした方も決して少なくないのでは、と時々感じているところです。
自分を含めて。
2
「家族から理解されない」悩みについて
→親と距離をおく
「人生の主役とは、『親がなってほしい人間』ではなく、『自分がなりたい人間』になること」
→「夫婦関係では、わかってほしいという思いを捨てて、
気にしないようにしていたら、逆にうまくいく」
これもとてもよくわかります。
家族とは多くの時間を過ごすので、コミュニケーション等で日常生活に
様々な困難、苦しみが生じます。
でも、わかって欲しいとか、なおしてやろう、見返してやろうなどと思っていると、
ますますうまくいかなくなります。
ここは、セルフヘルプグループに通うなどして、
自分が元気にくらしていき、
家族を気にしないようにしておけば、
逆にうまくいく、ということです。
あるお医者さんが、「家族は、良い意味でのあきらめが大切」
とおっしゃっていたのを思い出しました。
3
「人づきあいの悩み」
→「好きな美術や歌を一生懸命練習して、人付き合いもそこに集中するのがよい」
→「好きなことは、息抜きのために重要。
これからの人生、発達障害者はストレスをためやすいということもある」
好きなことに打ち込む、障害の有無にかかわらず大事ですね。