下司先生には、2年前に札幌市で開かれた、特別支援教育士養成セミナーで、
「学校における支援体制Ⅰ:通常の学級における支援」のご講義を受けたのが
私にとって最後になりました。
講座の最後に先生がおっしゃっていたことが印象に残っています。
つまり、
「昨今はめまぐるしく学校教育を変えようとしている。
しかし、教育は長い歴史をの中で積み上げていくものだ」
という意味のことをおっしゃっていました。
その時示された「長い歴史の中で築かれてきた建造物」
のパワーポイントの写真が、今でも目に残っています。
私が日本LD学会に出席するようになってから、
一番印象に残っていた先生のお一人でしたので、
とても残念です。
しかし、先生の功績を、残された私たちが継いでいかなければなりませんね。
訃報に接したときに、必ず思い出し、自分自身に問うことばがあります。
「人間の真価は、その人が死んだとき、なにを為したかで決まるのではなく、
彼が生きていたとき、なにを為そうとしたかである」 山本周五郎
地位欲、名誉欲など自己保身のためなのか、
それとも本当に他人を大切にしようと思ってなのか、
いつもこの視点を大切にしたいと思っています。
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