自閉症スペクトラム障害は、人の気持ちが読み取れないと言いますが、
障害の有無にかかわらず、人の立場に立つというのは難しいものです。
1 「あげすぎ」は禁物
相手に何かしてあげることが、相手のためになると思いがちですが、
それがやりすぎてしまうと、
「物をあげると、あなたにとって都合の良い人になる、と損得感情の材料にされているのでは」
「何か下心があるのでは」
「頂ける気持ちの背景に、とてつもない巨大な要求が隠れていて、期待につぶされそう」
「自分でできるのに、何でもやってもらう。自分の力を信頼してくれないのか」
etc.
このような気持ちが人には働きます。
何事も、過ぎたるは及ばざるがごとし。
2 「断りすぎ」は禁物
逆に、人の厚意をかたくなに断り続ければ、
「自分のことを嫌っているのでは」
「人の善意より、自分のこだわりが大事なのか」
と、厚意そのものだけでなく、存在そのものを否定されたような気持ちになります。
「もう二度と声をかけるか」
となり、コミュニケーションは減退します。
コミュニケーションの減退した相手の態度を見て、
「この人は私に否定的」
と誤解した受け止め方になります。
気持ちは感謝して受け止める、多すぎる場合は上手に断るということが大事です。
何事も、過ぎたるは及ばざるがごとし。
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