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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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「指導方法」はどこか遠くにあるのではなく、目の前の子どもの中にある

今年度も巡回相談に関わらせて頂きました。また会議に行かなくてはいけません。
 
初めてであってから数ヶ月も経っての専門家チーム会議。出席前に、改めて情報収集しておく必要を感じています。忙しくて電話する暇もないのですが。(^_^;)
 
巡回相談時は、ちょっと授業を見せて頂いただけで、よく「どのように指導したら良いでしょうか」と尋ねられますが、すぐには回答しません。
 
かつて本に書いてあることをすぐに回答したことがあって、結果としてヒットしないことが多かったからです。
 
指導の手立てを示させて頂く前に、子どもについての深い理解と哲学の共有が先だと思うようになりました。
 
だからまずお子さんのことを詳しく尋ね、子ども観を整理して、その上で、考えられる指導を例として、哲学を乗せて提示させて頂くようにしています。またその指導例は、一つではなくて、いくつかを組み合わせる形が良いと考えています。
 
ヒットしたと感じるのは、ケース会議で多くの方がうなずいてくださったとき。それは子ども理解がかなり深いところで共有された時でもありました。子どもの学校生活だけではなく、起きてから寝るまで、生まれてから今までの子どもの「思い」を共有できたとき、「やっぱりそうだった」と関係者が思える瞬間が本物。それは従来の生徒指導、教育相談の考え方とも符号する瞬間であり、ベテランの先生にも理解頂けた瞬間です。
 
「指導方法」をどこか天竺に取りに行くイメージだと、うまくいきません。目の前の子どもからどれだけのことを感じるか、この原点をはずしたら、どんな理論もむなしいのです。
 
本に書いてある「指導方法」には、必ず背景理論があります。その背景理論の理解なくして、方法論に飛びつくこと。それは「チルドレンファースト」ではないのでしょう。支援者の自己満足に過ぎません。(^_^)
 

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