「数値だけではなく、検査時の行動観察は?」
「主訴は?」
「この学会は、検査の数値だけでなく、行動観察や主訴などを大事にしてきた。日常の指導での行動観察の情報がなければ、検査結果は解釈できない」
助言者やフロアーからの意見を聞いていて、ほっとした気持ちでした。
この道で長く研究をしている先生ほど、データだけでなく、周辺情報を大事にしようとされているなと。
そして、KABCと子ども理解についての講義。
検査結果を出して、支援の手立て、ということで完結するのでなく。
その後も、指導の中で仮説を見直すサイクルも大事であるということ。
ワーキングメモリが低いから、うんぬん、という単純なものではないこと。
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この学会の話ではないですが。
「遠くの専門家より近くの子ども理解者」
遠くの専門家に相談することも大事だけど、まずは、その子に出会っている同僚に相談することが大切でしょう。
そこが抜け落ちていると、「知識の専門家」ではあっても、「その子の専門家」ではないわけです。
ましてや、検査になれていない人が実施した検査を、専門家に解釈してもらう、という枠組み自体が、何か根本的な勘違いであるように思います。
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