WISCの結果の解釈の誤りに気をつける記事を既に書きましたので、
今回から、K-ABCの解釈について、留意点を書いてみます。
なおこの記事は、K-ABCの中級講習会、特別支援教育士養成セミナーの
各資料、そしてこれまでの経験をもとにまとめています。
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「継次処理尺度」と「同時処理尺度」の標準得点との間に有意差がある時は、
「認知処理過程尺度」は重要視しない。
→「認知処理過程尺度」の標準得点は、
子どもの知能(認知処理能力)の水準を表します。
しかし、同時処理と継次処理との間に有意差があるときは、
「認知処理過程尺度」としての意味は弱いということです。
これは、WISCで「言語性IQと動作性IQとの間に有意差があるときは、
全IQの解釈は慎重に行う」ということと同じ主旨でしょうね。
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