ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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【目的】
1 音韻抽出の練習をすることで、発音や文字の読みの定着に必要な音韻分析能力を高める。
【指導目標】
1 単語の中の特定の音の有無を素早く判断できるようにする。
2 考えてから手を動かすという衝動性のコントロール力の向上を図る。
【やり方】
1 じゃんけんをして、勝った人から、絵カードを一枚めくって場に置く。
2 めくった絵カードに特定の音が入っていれば、そのカードの上にすばやく手を載せる。(たとえば、「さ」がテーマなら、「はさみ」は取る。「つくえ」は取らない)
音が入っていなければ、次の人が、次の絵カードをめくってその上に重ねて置く。
3 早く取った人は、それまで積み上げたカードを全部もらえる。たくさんカードをもらった人が勝ち。
【適用できない例】
1 事前に絵カードを呼称してみて、呼称できない場合。(絵の名前が言えない)
2 単音節でも、特定の音との比較、照合ができない場合。(レベルを下げる必要)
3 勝負へのこだわりが極めて強い場合(わざと負けてあげるなら可能)
【コメント】
特定の音の有無の判断は、会話レベルでの構音の定着には欠かせない能力です。複数音節レベル以上の文字を流ちょうに読む場合にも必要な力でしょう。このゲームはトランプを参考にしていますが、トランプをアレンジしてまだまだ作れそうです。