吃音の通級指導と、検査との関係について質問がありました。
以下、私の回答です。
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検査については、吃音に限らず以下の前提が必要と考えています。
1)支援に生かせるものであること。支援のための検査であること。
2)検査だけでなく、日常の行動観察や情報と付け合わせて判断すること。
3)標準化されたものであること。学術的に広く支持されていること。
4)検査の背景理論を踏まえた上で活用すること。
5)検査は数値だけでなく、行動観察なども含めて解釈すること
客観的なデータは、過信してはいけませんが、アセスメント情報の一部をなすものです。
必ずしなければならないものでもないでしょうし、検査の限界を踏まえた上での活用ということだと思います。
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検査の選択には、各検査の背景理論を理解しておくことが大事です。
とりあえずWISCをとって数字を出すか、というスタンスなら、行わない方がいいでしょう。
背景理論をわかっていれば、選択に迷うことはないでしょう。
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