ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
■メールはこちら
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
通常学級では「問題行動」に見えることでも、通級担当が見ると、その行動には意味がある、と感じることがあります。
もっとも、通常学級では集団の妨げになる行動については指導しなければならないし、放置するわけにはいかないという学級担任の立場は尊重しなければなりません。
また、指導しなければならないでしょう。
ただ、指導するにあたって、子どもの行動の背景、理由がわかっている場合と、そうでない場合とでは、対応の仕方が変わるかもしれません。
子どもの行動の背景、理由を解釈し、お伝えすることも、通級担当の大事な仕事だと感じます。
そのためには、通級担当自身が、子どもの行動観察、アセスメント能力を持っていなければなりません。
単なるサボりだとか、姿勢保持が悪いとか、多動だとか、指示を聞かないとか・・・。
実は、指示の語用論的な意味が通じていないだけだったりします。
実は、友達同士の遊びの一場面を切り取っての行動であり、他人にとっては悪意でも、本人にとっては、善意の行動だったりするかもしれません。
担任を責めるのでなく、本人を責めるのでもなく、親も責めるのでなく、そうならざるを得なかった経緯、経過を理解し、うまく折り合って対応することの大切さを思います。