私が初めてことばの教室を担当したとき、既にこのレポートは存在していました。
他教室の先生が書いたレポートであり、当時どの教室にも、このレポートがあったように記憶しています。
かつて、このレポートを書いた先生のおられた教室に、今回私は赴任したことになります。
この教室の開設当時から関わっていた先生です。
教室の古い文献を廃棄していて、懐かしく発見しました。
内容を見ると、今でも十分に通用します。
「心理だ、行動だ、というよりも、いろいろな考え方を取り入れるべきだ」
という主旨のことが書かれていました。
系統的脱感作あり、リラクゼーション法あり・・・。
初めてことばの教室を担当した時、このレポートの意味は全く理解できませんでした。
しかし今読み返すと、当時の意気込みを感じます。
主義主張にこだわらずに、目の前の子に合うものを、という新鮮な意気込みを。
私もついに、彼ら先輩と同じぐらいの経験年数になってしまいましたが、その意気込みは、彼らの足下にも及びません。
全然、達していないなあと。
敬意を表して、このレポートは廃棄せず、保管することにしました。
これから、お会いするかもしれませんし。
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