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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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構音障害は、自然に改善するものと、改善しにくいものがあります

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「機能性構音障害は、自然に治るから指導しなくてよい」
という方にお会いすることがあります。
ある学校を訪問させて頂いた際には、ことばの教室の存在理由そのものを否定しながら、そのように主張される先生もいらっしゃいました。しかし・・・。

「機能性構音障害」とは、聴覚障害や、発語器官、認知発達の問題など、他の要因が見あたらず、原因がはっきりしない構音障害のことです。

子どもの構音の発達については、以下のページがあります。
「ネットで学ぶ発音教室!」より
 

成人で歪みが残っている方にはたまにお目にかかることは事実です。
単純な置きかえの方はあまりおられません。
 
成人の機能性の側音化構音に悩む方は、たくさんおられます。
ネットで検索すると、本人の書き込みがいくつも出てきます。
 
また、以下のページが、ことばの教室での感覚に近いです。
「東京発音アクセント教室」
 
また、側音化構音などの詳細に関しては、
『構音障害の臨床』阿部雅子著、金原出版
『口蓋裂の言語臨床』岡崎恵子著、医学書院
『言語聴覚療法シリーズ 機能性構音障害』 本間慎治/編著、建帛社
に、自然に改善しにくことが書かれています。

子どもの構音やそのほかのことを正確に評価することで、
予後(今後どうなっていくか)を推測し、指導の必要性、時期、指導方法、手順などを判断することが重要です。

機能性構音障害で、側音化構音や口蓋化構音などの歪みの場合、幼児期はまだしも、年齢が上がっても、お口の体操をやっているだけでは改善しません。

一方、単純な置きかえであっても、お友達に指摘される、通じにくいなどの困り感があれば、当然指導を検討しなければなりません。お友達との関係調整をしながら、はもちろんですが。


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Comment
きこえ
PDDの息子です。以前構音障害でしたが、一年間大学病院でのトレーニングのお陰で改善されました。トレーニングでも、耳で音の違いを聞き分けさせて改善していく先生と、口の形と舌の位置を言葉で説明してそれを真似させて改善していく先生がおられました。息子は聞き分ける事が出来ず、後者のやり方の方が合っていました。

未だに気になっているのが、きこえについてです。大学病院の耳鼻科で以前検査しましたが問題ありませんでした。

しかし、テレビの音が聞こえにくいと音量を上げたり近づいて見たがったり、話しかけても気づかない事が多いです。しかし、大人のコソコソ話は聞こえます。これは発達障害ゆえの、聞こえにくさで片付けていいのか、なんかしっくりきません。
Re:きこえ
さくらさん。大学病院に通院させたのが奏功したようで、良かったですね。聴力(きこえ)に問題はなくても、聴覚(聞き分ける)に苦手さのあるお子さんがいます。前者は耳の問題、後者は脳の問題です。雑多な刺激下では、同じ音量でも聞き取りにくくなったり、注意力の問題があったりします。なので決して「わざと」ではなくて、本当に聞き分けにくい場合があります。私自身にそういうところがあるので、よくわかります。本人の目の前に顔を見せて、集中させてから話しかけてあげるというのも一つの手かと思います。
それでも、大学病院で、聞き分けから入る指導でなく、口の形をことばで教示する方法(構音点位置づけ法と言います)で成果が上がったというのは、本当に良いところに通わせられましたね。
【 管理人ya 2012/07/31 07:03】
解決!
聴力と聴覚の違いだったんですね~ストンと納得できました☆ありがとうございました!
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