
	「機能性構音障害は、自然に治るから指導しなくてよい」
	という方にお会いすることがあります。
	ある学校を訪問させて頂いた際には、ことばの教室の存在理由そのものを否定しながら、そのように主張される先生もいらっしゃいました。しかし・・・。
	
	「機能性構音障害」とは、聴覚障害や、発語器官、認知発達の問題など、他の要因が見あたらず、原因がはっきりしない構音障害のことです。
	
	子どもの構音の発達については、以下のページがあります。
	「ネットで学ぶ発音教室!」より
 
	 
	
	成人で歪みが残っている方にはたまにお目にかかることは事実です。
	単純な置きかえの方はあまりおられません。
	 
	成人の機能性の側音化構音に悩む方は、たくさんおられます。
	ネットで検索すると、本人の書き込みがいくつも出てきます。
	 
	また、以下のページが、ことばの教室での感覚に近いです。
	「東京発音アクセント教室」
	 
	また、側音化構音などの詳細に関しては、
	『構音障害の臨床』阿部雅子著、金原出版
	『口蓋裂の言語臨床』岡崎恵子著、医学書院
	『言語聴覚療法シリーズ 機能性構音障害』 本間慎治/編著、建帛社
	に、自然に改善しにくことが書かれています。
	
	子どもの構音やそのほかのことを正確に評価することで、
	予後(今後どうなっていくか)を推測し、指導の必要性、時期、指導方法、手順などを判断することが重要です。
	
	機能性構音障害で、側音化構音や口蓋化構音などの歪みの場合、幼児期はまだしも、年齢が上がっても、お口の体操をやっているだけでは改善しません。
	
	一方、単純な置きかえであっても、お友達に指摘される、通じにくいなどの困り感があれば、当然指導を検討しなければなりません。お友達との関係調整をしながら、はもちろんですが。
	
	
	
 
	
		
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