放送前にアップすればよかったですが、菊池良和さんが、7月22日(日)朝7:00~8:00のNHKの「おはよう日本」に出演されました。
ある患者さんが、音読教材としてよく使われる『ジャックと豆の木」の音読をしていました。難発、連発が頻回でつらそうでした。
そこで支援者が、ハミングするように音を伸ばしてから読むよう指示しました。すると、その前より楽に読むことができていました。本人も実感したようです。
ハミングはあくまでも、その患者さんに適用したもので、他の人に有効かどうかは、患者さんの状態をアセスメントすることが必要でしょう。
また、聴覚的なフィードバックの問題が、吃音の背景にある場合があることが、脳の電気信号の映像で紹介されていました。
通常人は、クリック音を2回聞くと、2回目の脳の反応は弱くなります。「慣れ」のためであり、余計な刺激はカットする脳の特性があります。しかし、吃音のある方の場合、2回目も同じ強さの電気信号が計測されていました。
菊池さんは、吃音についての講演などを通じて、吃音の研究を促進したり、周囲の理解を広げるようと努力されているそうです。
当事者のことば、活動は本当に説得力があります。
支援者は、自己満足ではなく、当事者の立場に寄り添わなくてはいけない、ということを改めて思いました。
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