ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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構音障害のサンプル音声を聴くなどして、日頃から耳のトレーニングをすることは大事です。
歪み音のサンプル音声は、私の『構音の指導研修DVD』のほか、
『口蓋裂の言語検査(言語臨床用)DVD付』日本コミュニケーション障害学会口蓋裂言語委員会が秀逸です。
耳が慣れてくると、子どもの発音を少し聞いただけで、その分類や、舌の動きの特性なども推測できるようになります。
慣れるまでに一年はかかると思いますが、その音を聞いたときに、舌がどのような動きをしているのか、音声と映像とを結びつけて覚えておくことが大事です。
子どもとの会話で、気になる音があった時には、すぐメモすることが大事です。
忘れてしまうからです。
子どもに悟られないように、発音記号で書くのが基本です。
慣れるまではカタカナでも仕方がありませんが。
これらの正確な評価があって、初めて構音の適切な指導の手立てが構築できるのです。
ケースレポートをみると、この評価の段階で正確でないために、指導の手立ても誤っているということが少なくありません。
知識は、適切な指導を組み立てるため、というよりは、誤った指導をしないため、というニュアンスの方が重要です。
誤った指導は、変な癖を逆に定着させてしまったり、改善を遅らせる結果になります。