ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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時間のあるうちにたくさん投稿します。
先日、幼稚園の巡回相談に行ってきました。
幼稚園の先生に対してはいつも尊敬の念を持っています。
細かいところまで目が届き、手が届きます。
「だいたいでいいんでないの?」
という私とは大違いなのです。
一般に、幼稚園の年長組の担任の先生は、進学に対してプレッシャーを感じることでしょう。
小学校であれば、6年生の担任は中学校に対して、中学校は高校に対して同様に。
先日の幼稚園、保育園の先生向け研修会でも、「小学校の先生ごめんなさい、と思って引き継いでいます」、という先生のご意見を頂きました。「ごめんなさい、という必要はなくて、ありのままを引き継いで下さい。子どもも親も先生も、育ちの過程にあるのですから。学校ではそこから始めますから」とお答えさせて頂きました。
お互いが見えないための不安を軽減するために、幼稚園と小学校とが相互に、授業、保育の様子を見学し合うのは有意義なことでしょう。
年に5回もやっているところもあるぐらいですから。
うちの学校はというと・・・、10の幼稚園、保育園から上がってくるので、全部を見るのは無理ですが・・・。
「特別支援教育」とは、やはり、どう考えても、どうひっくりかえしても、「本人の立場に立つ愛情」が原点なのでしょう。別に「特別支援教育」と呼ばなくても。障害の有無を度外視したとしても。
でも、障害についての基礎知識を得ることも、「本人の立場に立つ」ために大切なのでしょう。
そして相談員は、親子の立場に立つのは当然として、「先生の立場にも立ってみる」ことも必要なのです。
色々と原点の部分で学ばせて頂いた思いです。