このほど、金沢大学教育学部 小林宏明先生の講演会に出席しました。
この中で、「学齢期の児童生徒に対する教育的観点にたった吃音指導・支援プログラム(試案)」が紹介されました。
吃音については様々な学説がありますが、小林先生の話は、特定の理論に偏ることがないので、現場感覚に近いと感じています。
今回発表された「試案」は、吃音についての学説やアセスメント、指導法が体系的によくまとまっています。
小林先生のホームページがいつのまにか大幅に更新され、「試案」も掲載されていました。
「吃音ポータルサイト」
http://www.ed.kanazawa-u.ac.jp/~kobah/ 情報量が豊富なので、これからすべて印刷して、ファイルにして使えるようにしたいと思います。
このように「まとめたもの」と出会うと、その通りにやればよいととらえたり、そのプログラムを全部やり終えること自体が目的になったりしまいがちです。しかし小林先生が今回出された「試案」の意図は、それとは明確に違うという点で、納得ができるものでした。
若干話題が変わりますが、故高橋 渉先生が、「教育はプログラムではない。プロジェクトだ」とおっしゃっていたことを思い出しました。
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