クローズアップ現代、本日の放送を見ました。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3324.html発達障害者の就労支援というと、やはり梅永 雄二先生ですね。
アメリカの調査では、仕事はできても、コミュニケーションや生活がうまくいかなくて離職した人の割合が8割以上、という統計が紹介されていました。
日本でも、「空気が読めない」社員が上司の叱責を受けてうつ病に陥る例が増えている。
背景には、長引く不況によって企業に余裕がなくなってきていることがある、とのこと。
毎日何種類もの薬を飲んでいる成人の方のインタビューを見ていると、義務教育段階の責任の大きさを感じずにはいられませんでした。
特別支援教育は、テストの点数を上げるためにするわけではありません。
テストの成績に一喜一憂するというパラダイム自体が、特別支援教育の理念からは遠いのです。
テストの点数という画一的な価値ではなく、その子の多様な評価、価値を見いだす、育てるのが、支援者の務めではないでしょうか。
色々な先生からご相談をうけますが、言語コミュニケーションの問題というのは、見逃されやすいです。どうしても成績に関心が行ってしまう。
親御さんなど、一般も含めて。
お子さんの様子を見ると、実は一番大事なのはそれではなくて、違うことですよ、とお話しさせていただいています。
労働時間は働けても、休み時間に人づきあいがうまくいかなくて苦労している成人の方のお話がありました。
授業やルール遊びはこなせても、休み時間などのフリーの場面に苦痛を感じている子と重なって見えました。
そして、
「人の気持ちがわかるように指導する」
という前に、
「子どもの気持ちを大人の側が理解する」
という積み重ねがあるのか、ということも、大事な視点です。
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