ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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これだけ教員の入れ替えが激しいと、もうどうでもよくなってしまいます。
私の経験則で、どうでもいいと思ってしまうときは、無理にがんばろうと思わない方がいい。
どうでもいいという気持ちを持つ時期も、次のために大事だと思っているからです。
「ことばの教室担当」は、学校への配置ではなく、地域への配置であるということは、
文部省が平成5年に通級制度を設計した際に明言していることです。
だから、通級担当が校内の仕事を過剰に背負うことで、指導時間が犠牲になったり、
人事の配置が通常学級と同じテーブルで議論されること自体が、
通級制度の精神に違反するのです。
学級担任は毎年替わるからこそ、その子を長年にわたって見ていく先生が
別に存在していることのメリットは、はかりしれません。
通級の役目はそこです。
だから、長く担当しなければなりません。
親子の立場に立って考えて欲しい。
職員室の論理ではなく。
ただ、そうしたことに理解がないなら、通級担当は辞めた方がいい。
二律背反ですが、結局は人材なのでした。
現場では、こうした基本的なことに関しても、理解がない。
手塩にかけて育てたスタッフが、数年でいなくなってしまう、という無限ループを
私はこれまで、嫌というほど経験してきました。
またか、もういいよ。それが本音です。
経験の長い多くの先生の気持ちを、そして通ってくる親子の気持ちをここで代弁します。
担当の先生が、本音の部分で、もうやりたくないオーラを発しているなら、
やむを得ないかもしれませんが、続けたいと想っている先生が、
別の部署に配属になるのを見ていると・・・。
私が転勤するかもしれないとお話しした担当の親御さんの多くから、
半分涙で、とどまって欲しいと言われました。
うれしい気持ちと、そして未だに通級担当の免許制度を作らず、
安定しない人事を放置する教育行政と、
親子の想いとの間の板挟みに遭っている教育現場の苦しみ。
この両方を想うのです。
親御さんの不安は、子どもの将来への不安なのです。
私はこうした親子の不安を共有するものです。
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