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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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場面緘黙Q&A

『場面緘黙Q&A』かんもくネット著、2008、学苑社
http://www.gakuensha.co.jp/cn27/pg346.html


「かんもくネット」場面緘黙児支援のための情報交換ネットワーク団体
http://kanmoku.org/index.html


「Knet資料」には、保護者や学校の先生向けのパンフレットもあります。
就学を控えた、場面緘黙のあるお子さんのために、役立つのではないでしょうか。



ひとつ、実話を。

入学式後の学級。
私は新入学担当の係として、ドキドキしながら、遠くから見守りました。

新1年生に一人ずつ名前を呼んで、返事してもらう時間でした。
たくさんの保護者が教室内を埋め尽くし、机には真新しい教科書の山が。
この上ない緊張感に包まれていました。

先生は一人ずつ名前を呼んでいきました。
元気なお返事がたくさん聞かれました。

そして、その子の番。

「○○さん」

やっと起立した○○さん。
しかし、予想通り、お返事はできませんでした。

祈るような気持ちでした。

通常であれば、
「ちゃんと返事をしなさい」
とか、
「次は言えるようにね」
と声かけするでしょう。

しかし、そのとき担任の先生は、おだやかな笑顔で、予想もしないことばをその子にかけたのです。

「○○さん、立ってくれてありがとう」

私は涙を抑えるのが精一杯でした。

こちらこそ、子どもを理解してくれてありがとうと。
本人も、親御さんも、どれだけほっとしたことでしょう。

「話さない」のではなく、「話せない」のが場面緘黙という障害です。
このことが理解されずに、「話さない」ために罰を与えられ、かえって人間不信に陥る事例が後を絶ちません。

支援のためには、まず理解なのです。

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