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某公立学校ことばの教室教員。言語聴覚士。特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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「何して遊ぶ?」から始まるSST




多くのSSTのマニュアル本は、予め活動内容が決められていて、子ども達はそれに添って参加するという内容のように思います。
実は、何をして遊ぶかというところから、話し合い、合意するという、プロトコルの学習も必要ではないかと。

子どもの同士の日常の暮らしでは、「何して遊ぶ?」から始まることも少なくないわけです。

C「○○して遊びたかったのに、△△ちゃんが勝手に決めた」
T「みんなで話し合って、××の遊びになったんでしょ」
C「だって、○○したかったのに」

よくありがちですね。

・自分の意見を自分で把握することができる(そのためには、支援者が気持ちを受け止め、言語化してあげること)
・他人の意見を把握し、自分の意見と比較することができる
 →「自分の意見=他人の意見」というように、自他を区別できていないことが実は多い。

・意見が一致する場合、一致しない場合、それぞれで、どう対応したらよいか、具体的にロールプレイで学ぶことができる
 →折衷案生成能力、相手の表情認知スキルなどなど。   
 「私とあなたの遊びを半分ずつやろうか」
 「今はこの遊びで、今度はあれにしようか」
 自分の意見を述べたら、相手にもきく。
 など。

話し合って、合意形成して、楽しかった、で終わる、という経験の積み重ねを意図的に作ってあげること。
意見が一致しないと、けんかになってぐちゃぐちゃになる負の経験を重ねてきたことで、過剰防衛的になっている子をみることがあります。
だから、手順を具体的に示して、成功体験を作れるようにすること。

「自然に学ぶ」ことであっても、子どもによっては、具体的に手順を示すことが必要な場合があること。
知的には遅れがなくても、そうした相互交渉に苦手さを抱えている子がいること。

そうした理解が大事だなあと。

「振り返り」
よかった、悪かった、という大人の価値観を入れすぎると、子ども達にとっては、あまり実感がわかない、という気がしています。
「こうしたら楽しかった」が振り返りのベースではないかなあと。
「楽しかった」が確認しあえればいいのでは。

「規範意識」といいますが、「自分は社会から大事にされている。だから私も社会のために」という経験の積み重ねがあって、できあがっていく意識ではないでしょうか。単に道徳的な善悪の判断ということでなく。
その意味で、幼少期の「大切にされてきた」感は大事だなあと。

就労して、職場で仲良くやっていくためには、こうしたことの積み重ねが大事だろうと。
アンケート調査では、途中で仕事を辞めざるを得なかった1番の理由が、「コミュニケーション」でしたね。決して、技能や学力がトップではない。

そして今、企業が求めているのは、平べったい「学力」ではなくて、発想力とか、コミュニケーション能力ですね。

「今の若者は、漢字が読めないから、機械が動かせなかった」
というドキュメンタリーが放送されたことがありますが。
むしろ、わからなかったら先輩に尋ねる、というコミュニケーション能力の問題でしょうと。

「差異ある時は確認せよ」と機械に書いてあったらしいですが。
たとえ漢字が読めたとしても、その意味は語用論的になぞですね。
だから尋ねないとわからないわけです。

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