今日は、就学指導委員会調査委員会の主催で、検査についての研修でした。
就学指導委員だけでなく、こちらの地方の通級担当の先生や、幼児療育施設の先生方にも参加を呼びかけました。
参加して頂いた方には、次期の就学指導委員を育てる意味合いも実はありました。
私が去ったあとのために・・・!?。
午前中は、WISC-4部会と田中ビネー部会に分かれて、実技と解釈を中心とした講座。
午後は、相談施設の職員の先生に、検査時の行動観察のお話をして頂きました。
午後の講座では、知能モデルの説明とともに、これでもかというほど徹底して、子どもの反応から何を読み取るのかという観点を教えて頂きました。
IQや評価点の説明よりも、はるかに重要な内容でした。
行動観察の視点は、検査の時だけでなく、日常の指導でも役に立ちます。
検査をしなくても、日常の反応からもいろいろなことがわかります。
私のまとめに、皆さん深くうなづいてくださいました。
検査の研修というよりは、子どもをどう見立てるのかという、もっとも大きな視点を参加者の皆さんがつかんで下さったことをうれしく思いました。
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講座修了後、講師や役員と立ち話をしました。
検査は購入できるが、検査できる人をどのように養成したら良いかという議論をしました。
結論は出ませんでしたが、養成のため、できることをやっていくしかない、という話し合いになりました。
でも、地域をリードする方々は、皆さん、自腹で研修に参加しているのですね。
これで本当に良いのでしょうか?
少なくとも、持続可能ではないです。
一部の先生が、私費を削って、体をこわして、家族も犠牲にして、何とか屋台骨を支えているというのが、今の特別支援教育の図式です。
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