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某公立学校ことばの教室教員。言語聴覚士。特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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ごっこ遊び

・ままごと
・病院ごっこ
・お店屋さんごっこ
・警察ごっこ
・消防ごっこ
・遊園地ごっこ
・学校ごっこ
・幼稚園ごっこ
・ファミレスごっこ
・ホテルごっこ
・バスごっこ
・駅、鉄道ごっこ
・空港、飛行機ごっこ
・車ごっこ
・テレビごっこ
・トムとジェリーごっこ

etc.

社会的ルールの参照、模倣、見立てる力、共有、共感、想像性、お金の計算、文字学習、聴覚的ワーキングメモリ、一般的知識、経験、言語的推理、SST、etc.

徹底して、子どもの視点に立って遊ぶ。
そこに大人の視点をさりげなく入れていく。




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サリー・アンの誤信念課題(心の理論課題)は賞味期限切れ

夏休みが終わると、ブログ更新もままなりませんね。
本務に専念していると、更新している時間など、本当はないに違いない。

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さて、乳幼児発達心理学の進歩はすばらしいですね。
サリー・アン課題の「心の理論」を科学的に論破しました。

人が目かくししているか、いないかで、どちらのかごにボールを入れたかの認識が変わる、ということの判断が、実は1歳半にはできるようになっているとのこと。

何種類もの実験で確認されました。

サリー・アン課題では、確か4,5歳でしたね。
しかし、サリー・アン課題は、言語理解も関与しているので、本当に「心の理論」を「検査?」しているかは、あやしいと言われてきました。

私たちは科学的な態度を持ち、自分が正しいと思っていたことでも、素直に誤りを認める姿勢が大切ですね。

「心の理論」
私も2000年代には一時期使っていましたが、今は使っていません。
会話や行動観察(視線の移動も含めて)などから、それらの力がどの程度ついているかは、わかってしまうからです。

ちなみに、視線を向けてくれる人を好んで見る傾向は新生児の段階から。
そして、生後4ヶ月では、視線を向けてくれると脳が活性化されることもわかってきました。
こんなに早い時期に、既に人の視線の向きを把握しているわけです。


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赤ちゃんは生後4ヶ月で立体視ができるようになる 乳幼児心理学

手が届くという経験を通して、赤ちゃんの遠近感、立体視は育つと思っていましたが。
それ以前に、赤ちゃんは立体視ができるようになります。
錯視、たとえば、遠近法で描かれた図や、上からの光源に基づいた絵も立体として見ていることが、実験で確かめられています。

就学後もそれらが苦手なお子さんの場合、週1回の指導でどうにかする、ということ自体がいかがなものかということになるのでは。

乳幼児期きからの育ちがどうであったのか、のアセスメントの重要性をさらに感じています。


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乳幼児心理学と特別支援教育

「乳幼児心理学」の講座では、たとえば、通常発達の乳児と、自閉圏の乳児とで、注視などの発達の違いを紹介していました。

視力を調べた研究。
たとえば、乳児の視力はとても低く、ぼやっとしか見えないけれど、その分、映像のデータ量が少ないので高速で処理できる。
つまりそれはどういうことかというと、母親の顔と、他人の顔との区別の判断が早くできるということ。
逆に自閉圏の子では、通常発達の子に比べて、視力は高い。
その代わり、顔の見分けをつけるのに、膨大なデータ量を処理することが必要である。

また、自閉圏の子では、雑多な図の中から特定の図形を見つけることはできるが、「動き」をとらえることが難しい。
これは、周りの人の動きをとらえることが苦手、人の「動き」から、人の行動の意図を読み取ることの苦手さにつながっているのでしょうか。


ある自閉症のある方の風景画。
ビルなどの建物は、窓も含めて、非常に精緻に描かれているが、人は全て棒人間。
人への関心が低く、構造への関心が強い。


とても興味深い内容でした。

これらの研究は、日頃、自閉圏のお子さんや成人の方と接する上で、とても納得できることです。


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言語発達遅滞4



こちらはいかがでしょうか。

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道言協室蘭大会  言語発達をナラティブでとらえる

乳幼児期の子どものことばの発達には、

1 子どもの要求時に、その要求を言語化等をして返す
2 子どもの興味関心、注目していることに合わせたことばかけ

などがとても大事ですね。

お母さんが映っている同じテレビ画面でも、生放送とビデオとでは、赤ちゃんの反応が全く違う。
生放送では赤ちゃんの反応に対してお母さんがすぐ返してあげるから笑っているけど、録画では赤ちゃんの反応に関係ない一方的な映像だから、ぐずって泣き出してしまう。

ことばは、人との関係の中で育つわけですね。

そして、言葉の意味は重層的ですから、お風呂で体を「洗う」、ゴボウを「洗う」は、全く違う行為、場所、場合なのに「洗う」でくくるわけですね。見た目は違うのに、同じことばを使う。抽象化、記号化なわけです。

講師の先生は、赤ちゃんがそうしたことばを発見していく過程を「野山で野いちごを見つける」とたとえていました。ぴったりな表現だなあと。逆に野いちごを発見することが苦手なお子さん、つまり、物事の共通点、異質点、法則性を発見するのが難しいお子さんもいます。

講演の内容は基本的でしたが、会話のやりとりのことばをしっかりアセスメントとしなければいけない、と何度も強調されていたのは印象的でした。

主語の理解が難しい、自分を差し置いて人のことを指摘しやすい、自分の感じ方は他人も同じだと前提にして考えてしまう(だから人に相談せずに勝手にやってしまう)自閉系のお子さんには、コミュニケーションにつまずきやすくなります。

「公園に行こう」と自分から誘ったのに、自分は行かない、とか。誘うという概念の中に自分も含まれているという一般的な前提が抜けているわけです。

ある実践例では、何人かの絵を描いて、誘った場合、他の人が誘ってきた場合などを視覚的にわかりやすくして、それぞれの場合に出かける人がだれかをイメージしやすくしていました。

コミュニケーションにつまずきがあって、言語発達に遅れがある場合は、コミュニケーションという自立活動をベースにした指導が必要ですね。

物事の関係性はわかっているけれど、ことばだけがすぐ出てこない言語性LD的な子には、語想起や文法、意味論に着目した、たとえば、ことばの穴埋め課題などの課題が合うかもしれない。

でも、形から入ることで、つまり文法学習によって、関係性理解にもつながることもあるわけで。代表的なのは、能動態と受動態。だれがしたのか、されたのか。

経験によって言語は獲得していくけど、言語を使って物事を理解するというベクトルもあるわけですね。

ことばの教室で週の少ない時間で、効果的な指導というのは、本当に奥が深い。

「○○障害だから、この教材を使う」なんて単純なものではないのですね。

同僚と相談しながら進めることが大事です。

きれいなお手紙を書くのに、何時間もかけて、同僚には相談しないで自己完結するのと、
お手紙はそこそこに、それよりも同僚と相談しながら、子どもの見立てを磨いていくのと。

どちらが力量アップになるのかは、明らかです。



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特異的言語発達遅滞と学習障害



 言語発達遅滞について講義をとの依頼を受けて、お話ししました。
「言語発達遅滞」は、自閉症スペクトラム障害のように、他の障害の定義の広がりがあって、その境界線が難しい。
特に「学習障害」との区分けも。

「学習障害は、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する」のうち、特定の能力に著しい遅れがあることです。学習障害と言語発達遅滞とには、重なる部分があります。それはなんでしよう」
という問題を出しました。

既に前提がヒントになっているので、ほとんどの方は正解しました。
「聞く、話す」ですね。

読み書きの前に、「聞く、話す」ができているのか。
このことは、このブログでも何度も取り上げました。

では、聞く、話すは、どう評価したらいいのか。
見逃されやすい力なのです。

音韻論
意味論
統語論
語用論

の4つの観点で見ていきましょうとお話しするはずが、時間がなく・・・。
1時間では本当に短いですね。

言語発達遅滞の定義に入っていくと、迷いの森に入りそうだったので、アセスメントの仕方に比重を置いた説明とさせて頂きました。

新しく担当した先生は、集団を見て動かす能力はすばらしいですが、通常学級しか経験のない先生が、いきなり個別指導の場を担当することになるわけです。
個々に詳しく見ていく、という観点に慣れて頂くことが重要です。



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「お風呂見てきて!」→「見てきた!」の語用論

「お風呂見てきて!」
「見てきた!」
は、語用論の説明で、竹田契一先生がよく使われるネタです。

つまり、「お風呂のお湯がいっぱいだったら、お湯を止めてきてね」という言外の意味が理解できるか、という語用論の視点を言語発達の視点として持たなければなりません。

こんなエピソードが。

「お風呂見てきて!」
「だいたい、150グラムぐらい入った!」

数値はめちゃくちゃだけど、語用論的には的確なのでした・・・。

足の指も浸からない程度ですか・・・。

「だいたい」とか「ぐらい」が使えるところは、すごいと思います・・・。


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3歳児の音韻分析能力

周りがサクランボの話をしていた時。
「サクランボ」の言い方が気に入らなかったようです。

子1「サラバンコじゃないよ! サ・ラ・バ・ン・コ!」

それを聞いた他の子が、

子2「サラバンコじゃないよ。サクランボ!」

子1「サラバンコ」

子2「サ!」
子1「サ」

子2「ク」
子1「ク」

子2「ラ」
子1「ラ」

子2「ン」
子1「ン」

子2「ボ」
子1「ボ」

子2「サ・ク・ラ・ン・ボ」
子1「サラバンコ!」

一音節ずつの復唱は正確ですし、他者の話す音の羅列と、自分の誤学習の音との違いはわかりますが、比較によって自分の誤学習に気づくのは、少なくとも5音節では難しいですねえ。
でもひらがなはとても興味を持って、既に全部読めるし、「ことばを作ろうゲーム」も、1~2文字の単語なら作成できるのです。
ラ行とダ行との未分化や、書字規則の未習得はもちろんありますが、3歳児レベルとしては全く問題にはなりません。

ポテンシャルは十分あるので、サクランボの件はその後自然に解決するだろうと予想されました。

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自閉症の原因論


自閉症の原因論としては、まず

親の愛情不足が原因であるという説が出てきました。
しかし統計的には、育て方が原因だという証拠は完全否定され、親の関わりの薄さは、原因ではなく、むしろ結果であるということがわかってきました。
その後、言語・認知の遅れが自閉症の原因だという「言語・認知障害説」がラターによって唱えられました。
しかし、「ことばに遅れのない自閉症」の存在が明らかになってきました。それが、アスペルガータイプでした。
よって、「言語・認知障害説」も否定されることになりました。

そのあと、2,000年代に入り、バロン=コーエンらが、「心の理論」の説を唱えました。
「サリー・アン課題」など、他者視点に立てるかということを測るもの?が出てきました。
しかしこれも、知的に高い自閉症では、問題が解けることも多いことがわかり、「心の理論」自体が怪しいのではと言われるようになりました。

脳の研究が進んでくると、「ミラーニューロン説」が出てきました。
たとえば、コップの水を飲んでいる人を見ると、その見た人の脳の特定部位にも、鏡のように反応が現れる。
自閉症にはミラーニューロンがないから、他者の気持ちがわからないのだと。

しかし、ミラーニューロンは、それが原因なのか、結果なのか。
脳科学は、仮説の域をまだまだ出ません。

一方、社会性、コミュニケーション、想像性の困難の3つ組みとして、その現れ方は個々に異なる連続性があるものであり、カナー型やアスペルガー型も包摂した広い概念として、ローナ・ウィングが「自閉症スペクトラム障害」を提唱していました。
そしてそれは、アメリカ精神医学会の「DSM-5」に採用されることになりました。

「自閉症スペクトラム障害」の概念は、福祉などの行政上の使い方に課題があるようですが、自閉症を広い概念として、連続性のあるものとしてとらえたのは、とても実際的であると思います。

よく「この子は社交的だから、自閉症ではない」と言われますが、「社交性はあっても、社会性が苦手」ということもあります。
そこに自閉的傾向を見ることができるかどうかで、支援の方向性は変わっていくでしょう。

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