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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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通級妥当の判断と終了の判断

その子の支援において、ことばの教室への通級が妥当かどうか判断する場合があります。
逆に、既に通級している子の通級を終了することが妥当かどうかの判断もあります。

判断の際に、大切だと感じていることがあります。

1 この2つを判断するための基準(めやす)は表裏の関係であり、同時に検討することが必要であること。

2 通常学級での指導の工夫やTT、放課後サポートなど、他の支援の選択肢も含め、総合的に判断すること。(「なんでも通級」には批判的に対峙しなければならない。相談に来たのだから、通級にしてあげようという温情的な判断は、一見子どものための思えるが、通級への依存体質を作ってしまう危険性がある)
  「25文科初第756号、平成25年10月4日」通知には、その旨、明確に書かれている。


3 一律に線を引いて基準通りに判断するのでなく、ケースバイケースであること。
  ただし、指導者の主観だけで判断するものでもなく、一定のめやすは必要なこと。

4 保護者、本人、指導者、学級担任、専門家など、関係する人の意見を聴取した上で判断すること。

5 面接場面だけで判断するのでなく、行動観察、生育歴、検査の3つがそろった中で判断する。

6 機能性構音障害の場合、「日常会話においても、障害音が改善されていて、誤って発音した場合でも、おおむね自己修正できる」が平均的なめやすと思われる。
 ただし、通級のための条件など、総合的な判断は必要。
 必ずしも「全部直ったから終了」ではなく、予後困り感が生じるおそれがない場合など、応用的な判断はありえる。ただし、指導者の力量不足で改善できないものを子どものせいにしてはならない。


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