が届き、大切に読ませて頂きました。
皆様、ご静聴ありがとうございました。
おおむね好評だったようで、わかりやすかった、もっと聞きたかった、ぜひ来年もというお声をたくさんちょうだいし、ありがたく思います。
(来年は体調次第、点滴、入院していなければ・・・)
道言協は、指導技術の前に、子どもをどう理解するかを40年間大切にしてきました。
(道言協は、というより、およそ支援に当たる分野は、どの分野でも大切にされているはずですが)
「問題の仮説」という用語がそれを象徴していると思っています。
すなわち、私の理解の仕方は、
「ラ行がダ行に置換する同じ症状の子がいる。Aくんにとっては、発音のしにくさを困っているが、Bさんにとっては、本当に構音が今問題なのか。何が問題なのか、それは誰にとっての問題なのか」
ということです。
構音に誤りがあるから、構音指導、どうやって指導したらいいのですか、という技術面に走る前に、その子のおいたちや周りとのコミュニケーションなど、その子の全体をとらえることが「問題の仮説」なのだと。
別の講義で披露されたようですが、知識の専門家としてだけでなく、「○○ちゃんの専門家に」です。
講義は少し早めに終わり、あとは個人的な相談に応じることにしていました。
前回の、別の場では、個人相談がたくさんあったからです。
案の定、1時間弱の間に、列ができるほどのご相談を頂きました。
短い時間でコンビニ的な相談になってしまったことをお詫びします。
また、途中であきらめた先生方にもお詫びいたします。
しかし、どのご相談でも、子どもについて理解するために、たくさん質問させて頂いたことにお気づきの方もおられたと思います。子どもの実態がわからずして、助言などできません。
それでも、短時間でお答えするため、一番尋ねなければならない質問に絞っていました。
ご質問の内容を整理する中で、自ら指導方針をまとめた方もおられました。
今回の講義では、少し技術面に偏りました。
新しい先生への支援、ということを意識したからです。
しかし、技術の前に、子どもを理解することが大切であるということです。
質問して頂いた方の質問の内容や、感想文を読ませて頂くと、その一番大切なところをおさえている先生方がたくさんいらっしゃることを感じました。
ということで、明日も自主研修会で構音指導の基礎研修をします。
今回は、ことばの教室の先生だけでなく、特別支援学校や特別支援学級の先生方が多く参加されます。
ケースレポートも5本出るので、かなり濃い研修会になりそうです。
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