構音障害について、正しいのはどれか。
1 発音は成長とともに改善するのだから、指導は必要ない。
2 舌の筋肉を鍛えれば、構音は改善する。
3 発音がうまくできない子には、原則として構音指導を優先する。
4 障害は、環境とのかけ算であるから、構音指導よりも、周りへの理解啓発があれば良い。
5 聴覚的弁別(語音を聞き分ける)能力を高める指導だけで、構音が改善する場合がある。
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構音障害は、成長とともに改善する場合もあれば、自然には改善しない場合もあります。
専門的な検査と判断が必要です。
子どもの場合は特に、知的発達や情緒面なども含め、総合的に判断する必要があります。
その子にとっての指導の優先順位は、予後の推定を含めて判断しなければなりません。
機能性構音障害は、他の障害とは違って、適切な指導によって「改善」するものです。
周りへの理解啓発を求めるのはもちろん大切ですが、指導によって改善ができるものを放置してはいけません。
たとえば、ラ行ダ行の相互の置き換えなど、聴覚的な弁別能力が背景にあって、発語器官に問題がない場合、「耳を育てる」だけで改善する場合があります。
構音障害だから、口を鍛える、滑舌を直す、という単純なものではありません。
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