ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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コメントでご質問頂きますと、お返事をお相手に直接できません。
それで、この記事の場でお返事します。
この記事で個人が特定されることはないと思いますが、質問の表現を変えてさせて頂いています。
でも主旨はそのままです。
Q1
意識すれば上手に「し」が言えるが、会話や、ちょっと長い文章になると舌を前歯ではさんで発音してしまう。
A1
あともう少しというところでしょうか?
もともと、舌を出して練習していたのでしょうか?
それとも、もともと歯間音化していた事例でしょうか?
歯のかみ合わせはどうか(オープンバイトではないかとか)、
あごの大きさはどうか、
姿勢は、
いつも口がぽかんと開いているか、
などとの関連で検討する必要があります。
側音化構音の指導で、舌出しで練習した場合、
若干舌が出る状態が残ったとしても、
側音化は改善して会話明瞭度が向上しているならば、
終了としているSTもいます。
ただ、もう少し般化を図りたいなら、「ましたゲーム」などで、
注意をそらせても正音が出せるゲームをしてみてはどうでしょうか。
Q2
「が」「げ」が、単独音や単語、パバマ表のときは、ずいぶんきれいに発音できますが、文章に出てくると、歪む場合があります。
A2
「が」が歪むというのはどういう歪みでしょうか?「げ」の歪みとは同質でしょうか?
側音化なのか、口蓋化なのか、舌の動きを見て正確に評価する必要があります。
単音節できれいなように聞こえても,文章になって、他の音との渡りの関係ができると歪むという場合、本当にそうである場合と、実は単音節でも歪んでいる場合もあります。
舌の動きを直接見て評価することが大切です!
もし、評価が正しいなら、A1と同じように、般化のためのゲームがよいと思います。
また、短文レベルの練習をしていないのであれば、2語文、3語文と練習してみては。
Q3
現在、「キ・ギ」が歪む子供で顎がかなり小さく、不正咬合の子がいるのですが、単音まで進んだのに、他の音を付けるとどうしても歪んでしまいます。(特に語尾)
きれいに出るときもあるのですが、安定しません。脱力はでき、呼気も中央から出るようになった事を確認したつもりだったのですが、
どうも舌が広がりきれない感じがあります。
舌を出させると、広がると言うより、前へ出る癖がかなり強いように思われます。
「イ」の指導がきちんとできていなかったと言うことなのでしょうか?