「たまご」は、3つの音節からできています。
このことの認識を「音韻意識」と言います。
構音の指導や読み書き指導の前提として、
このような音韻意識が育っていることが必要です。
もし育っていなければ、先に、または併行して
育ちを支援、指導する必要があります。
「しりとり」は、平均的な発達で5歳ぐらいにはできるでしょう。
このすごろくはしりとりしながら進みます。
「たいこ」→3マス進む
「こま」→2マス進む
「マントヒヒ」→5マス進む。
長い言葉ほどお得。
赤いマスは5マス進む。
青いマスは5マス戻る。
後半の赤いマスでは、うまくいくと3連チャン。
ことばを想起できない時は、ヒントの出し方次第で、
様々な言語能力の育ちにつなげられます。
「動物でいるでしょ」
「最後にヒがつくよ」
など。
○適用例
音韻意識や、音韻分析能力を高め、構音練習や読み書き指導の土台を育てる。
○非適用例
1 コマを動かす手の動きと、音声ことばの数とを一致させながら進められない子。
→先生がコマを動かしてあげてもよい。
2 マスの並びが、視覚的な混乱を起こしやすい子。
→もっと数を減らして。アレンジして。
3 しりとりなど、すでにできるようになっている子。
教材というのは、適用例よりも、非適用例の方が大切だと思うのです。
子ども理解に基づいてアレンジが前提です。
アレンジできるよう、wordのデータのままアップします。
ご自由に改変ください。
ご自分でやってみて、子どもに合わせてアレンジしてください。
そのままラミネートするなど、無批判な使い方はしないでください。
必ず子どもの実態、指導のねらい、科学的根拠を検討の上でご使用下さい。
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